慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

7月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は7月22日(日)10時より行います。テーマは「”自業自得”の本当の意味は?」です。どなたでもお気軽にご参加ください。

「機根つたなくとも卑下すべからず」 善慧房証空上人の『鎮勧用心』より Part2

ねむりて一夜をあかすも報佛修德のうちにあかし、さめて一日をくらすも、弥陀内証のうちに暮らす。機根つたなくとも卑下すべからず。佛に下根を摂する願います。行業とぼしくとも疑(うたご)うべからず、経に乃至十念の文あり。はげむもよろこばし、正行増…

「機根つたなくとも卑下すべからず」 善慧房証空上人のお言葉 『鎮勧用心』より (Part1)

ねむりて一夜をあかすも報佛修德のうちにあかし、さめて一日をくらすも、弥陀内証のうちに暮らす。機根つたなくとも卑下すべからず。佛に下根を摂する願います。行業とぼしくとも疑(うたご)うべからず、経に乃至十念の文あり。はげむもよろこばし、正行増…

7月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は7月22日に行います。テーマは「‟自業自得”の本当の意味は?」です。

今日はとても爽やかな風が一日中吹いていましたね。今日は「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の日でした。旦那寺と檀家の関係について、御一緒に学んでみました。皆さん、とても熱心に聞いて下さいました。 「いきつけのお寺」、「顔なじみの和尚さん」というご…

6月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のお知らせと慈雲寺へのアクセス

慈雲寺では毎月一回、身近な話題から「仏教的な考え方」「仏教のものの見方」について、皆さんと御一緒に学んでいく講座を行っています。「講座」というほど堅苦しいものではなく、私も皆さんに「教える」ことができるような立派な僧侶ではありません。御一…

今朝の占いは「独立独歩で大吉」・・・どうして占いが気になるの?

慈雲寺で定期購読している新聞は、最後のページにテレビの番組表と占いが掲載されています。テレビはめったにみないので、占いのページも同じなのですが、今日は偶然目に入ってきました。今日の私へのご宣託は「百星の明かりは一月の光に如ず。独立独歩して…

六月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは「寺院と檀家の関係 - 歴史と未来」です。

あなたは、ご自分の家の「旦那寺」のことをどのくらい御存じですか?何宗のお寺か、それはどんな教えを中心にしている宗派ですか?ご住職とは顔見知りですか?葬儀や法事以外のことで、そのお寺の僧侶に会ったことはありますか? あなたには、胸の内の哀しみ…

仏壇を「お気に入りの場所」にする・・・月参りのお勧め

先日、Kさんが慈雲寺を訪ねてくださり、「今月からお月参りを再開して下さいませんか?」との相談でした。 慈雲寺は少々特殊な立場のお寺で、江戸時代からの意味での「檀家」はありません。しかし、先代までは、近くの大寺のお手伝いとして、周辺のお宅に月…

「夢告」という宗教体験

今朝がた、とてもはっきりした夢を見て目が覚めました。その時は、夢の内容がありありと記憶に残っていたのですが、着替えたりしている間に曖昧になってしまいました。でも、かつて御恩になったKさんのことだったのは覚えています。Kさんは、私が旅行ライタ…

坪庭の手入れを「身施」していただきました。

今日は朝からご近所のEさんが坪庭の手入れに来て下さいました。私も一緒に庭に降りて、なまけになまけていた落ち葉の掃除や草引きをしました。Eさんは「やってね、と頼まれて来るのではないから、気楽でいい。」と優しくおっしゃって下さいました。 自分の時…

三蔵法師とザビエル

先日から平岩弓枝が翻訳(翻案??)した『西遊記』を読んでいます。私は『西遊記』が好きなので、今までいろいろなバージョンを読んできましたが、平岩版は読みやすくて、しかも三蔵法師の心の動きが細かく伝わってきて面白い!さっそくAmazonで全巻ゲット…

出会いの場所が変われば気持ちも変わる?!

上の写真は昨日、大阪市立東洋陶磁美術館で見た、国宝の「油滴天目茶碗」です。この美術館は、前々から行ってみたかったのですが、たまたま近くで取材があり、それが予定よりかなり早く終わったので立ち寄ってみました。 まず驚いたのは、ここは全館(数点の…

6月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は6月17日(日)10時より行います。テーマは「寺院と檀家の関係とは?」です。

今日(5月27日)は、5月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」でした。気温はすっかり夏!という感じでしたが、本堂の正面だけでなく、北側と南側の扉を開けると、心地よい風が吹き抜けていきました。30名近くの方がいらしてくださり、「終活」というものの実体…

葬儀会館の思惑に踊らされる「終活」ブーム(??)

私は藤の花が大好き。日本へ戻ってきたら、藤の季節がとても楽しみでした。しかし、中部地方は今年、藤の開花がとても早く、すっかり予定が狂って「藤の花見」を満喫することができませんでした。自然の動きは人の都合通りにはいきませんね。 人間の命も同じ…

5月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のお知らせと慈雲寺へのアクセス

先週は慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の総本山光明寺で行われていた「曼荼羅相承」という修行のため、本山の山中に籠っていました。皆さまのおかげで無事(膝はだいぶダメージを受けましたが・・・)帰山することができました。本当にありがとう…

「曼荼羅相承」のため、しばらく本山に籠ります

当麻曼荼羅は、奈良の当麻寺に伝わっている曼荼羅です。浄土変相図の一つですが、当麻寺に伝わっているものは、単に『観無量寿経』に説かれた極楽の様子を表しているのではなく、中国で浄土教を大成した善導大師がこの経典を解釈した『観経疏』という書物に…

自分の言葉で、自分の意見を言える力

文科省の前事務次官、前川喜平さんが名古屋の公立中学で行った授業について、文科省が名古屋教育委員会に異例の問い合わせをした事件に、私は深い関心を持ってきました。幸い、私が購読している中日新聞はこの件を詳しく報道してきました。文科省からの質問…

あらためて『西遊記』を読んでみる

先日、古本屋の100円本コーナーをうろうろしていたら、『西遊記』というタイトルが目に入ってきました。『西遊記』は、岩波文庫の全10冊!から漫画まで、さまざまなバージョンを読んできました。孫悟空や従者の大活躍はもちろんですが、三蔵法師さまの大ファ…

「感情が動かなくなれば、忘れることも増える」ー 記憶と感情

このごろは圧倒的に少数派になってしまいましたが、私は電車の中で本を読むのが大好きです。揺れる車内で読むので、あまり細かい字だったり、難しい内容のものは向いていません。気持ちが楽しくなったり、ゆったりしたりする本がさらに良い。 と、いうわけで…

お通夜の法話こそ、僧侶の「一大事」

先日、あるお通夜に知人として参列しました。どの宗派の葬儀でも同じだと思うのですが、お通夜の時は、読経の後で僧侶が短い法話(説教)をします。知人を悼む気持ちがとりわけ強かったので、どのような御法話をいただけるのかと、期待しながら読経が終わる…

信仰の友を送る

先日、Hさんの葬儀に参列させていただきました。Hさんは、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を聴きに来てくださったり、満月写経の会に参加して下さったりしていた方です。数年前から闘病生活をなさっていたのですが、最後までけして希望を捨てず、常に前向き…

弘法大師のお言葉

弘法大師のお言葉 「病なきときは すなわち薬なし。障りあるときは 即ち教えあり。 妙薬は病を悲しんで興り、仏法は障りをあわれんで 顕わる。 5月6日(旧暦の3月21日)は弘法大師が深い瞑想に入られた御正当日です。祥月命日というべきでしょうが、真言宗の…

5月6日、弘法様の御正当に、弘法大師像のお身拭いとお砂踏みをいたします。

日本人で字の上手な人と言えば、まず思い出されるのが弘法大師ですね。上の絵は、 両手、両足、それに口にも筆をくわえて、さらさらと漢詩を書く弘法様の御姿です。もちろん、書く字は全部違う!ちょっと、凄すぎますね。 でも、たくさんある弘法大師の絵の…

ゴールデンウィーク中の慈雲寺の行事のお知らせ

ゴールデンウィーク開幕ですね・・・とは言ってもお寺はあまり関係がありません・・と思っていたら、慈雲寺ではいろいろな行事があることに気が付きました。もっと早くお知らせすべきでしたが、万事ぼんやりの住職ですみません。 ①4月29日10時より 尼僧と学…

ご近所さんのお助け隊のおかげで、境内がすっきり初夏景色!

昨日、ご近所の方が5人来て下さって、慈雲寺の境内の枝払いや植木のトリミングをして下さいました。本当にありがとうございます! 上の写真は、手付かずの状態の写真です。次回はきれいになった所をアップしますね。 実は、Kさんのお宅が工事をなさるので、…

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は4月29日です。テーマは「煩悩ってなんでしょう?」

慈雲寺では、毎月一回、身近なテーマをとりあげて、仏教というものの見方、考え方の基礎を御一緒に学んでいく会を催しています。 今月は4月29日の日曜日、10時より行います。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。 今月のテーマは「煩悩」…

花盛りに酔う・・・でもお酒を飲んでるわけではありません。

慈雲寺の境内は今、ツツジの花盛りです。私はこのお寺に赴任するまで、ツツジはあまり好きではありませんでした。紫とピンクを混ぜたような、派手な色が苦手だったのです。しかし、慈雲寺の裏庭にある薄い桃色の木は、大のお気に入りになりました。 毎朝、お…

家族だから言わなくてもわかる???

自分の思いを人に伝えることは、とても難しいことです。相手に自分の意図を正確に伝えるには、豊かな語彙、柔軟な表現力が必要です。しかし、今は、スマホやインターネットを通じてのやりとりでは、文章は短く、ぶっきらぼうになりがちです。本を読む習慣が…

煩悩ってなんでしょう?

慈雲寺では、毎月一回、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」として、身近な話題から仏教というものの見方、考え方の基礎を御一緒に学んでいく会を催しています。 4月は29日に行うのですが、テーマは「煩悩とはなんでしょう?」です。煩悩とは、私たちの苦しみの…

セクハラ問題と法然上人の教え

今朝の新聞に福田財務次官のセクハラ疑惑についての記事が大きく出ていました。セクハラ問題が起きるたびに、女性の能力をのびのびと生かせない社会は男性にとっても居心地の良い世界ではないのにと思わないではいられません。 セクハラは、女性蔑視と軽視か…

慈雲寺の弘法さまは染谷将太似?!

y 19日で映画「空海」の上映が終わると知って、慌てて名古屋駅前の映画館まで行ってきました。8時55分上映開始というないナイスな時間設定だったので、ラッシュアワーの電車に乗って映画を見に行くという、なんだか変な雰囲気でした。 原作は夢枕獏のミステ…