慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

6月7日の満月の夜から、「満月写経・写経の会」を再開します。夜7時半より、お月見を兼ねてゆるやかな気持ちで写経します。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加下さい。体調の管理とマスクの着用をお願いいたします。

「満月写経の会」(6月7日)から再開します

新型コロナの問題はけして終わりが近づいたわけではないと思います。油断は禁物でしょう。しかし、心の中に積み重なったものをこれ以上抱えてしまうのも問題だと思うようになりました。 そこで、満月の美しい光を浴びて、穏やかな心で写経をする「満月写経の…

百箇日法要にあわせて「偲ぶ会」をひらいてはいかがでしょう?

新型コロナウイルスの問題が始まってから、葬儀も密葬のように少人数の近親者だけで行うということが増えているようです。会食もなく、火葬場からすぐに初七日を行って、四十九日も省略・・・という例も聞いています。 先日、慈雲寺の近くの旧家の御当主が亡…

浄土系の宗派では「中陰」をどう考えるか Part4

慈雲寺は伝統的な意味での檀家のいないお寺ですので、お葬式をたのまれることはめったにありません。しかし、ここ数年、不思議なご縁で葬儀を行わせていただくことが増えてきました。そのたびに、「中陰」の意味や意義についてできるだけ丁寧にお話させてい…

浄土系の宗派では「中陰」の意味をどう考えるか? Part3

今日の桶狭間はすっかり夏でした湿度はまだ低いので、気温が高くても陰に入れば涼しい風が吹いてきました。私が30年以上過ごした町の真夏はこんな感じでした。その町だったら、「今日は真夏真っ盛りの日だったねえ!」と言い合うところです。なので、今日…

浄土系の宗派では「中陰」の意味をどう考えるか? Part2

すべての衆生、生きとし生けるものは六道の間を繰り返し輪廻していく・・・という信仰はインドに古代から伝わるもので、仏教でもその考えを受け入れました。人がなくなると、最長で49日の間に次に輪廻転生していくところが決まると考えられています。 しか…

浄土系の宗派では「中陰」の意味をどう考えるか Part1

5日ほど前、このブログにももはなさんが質問を書き込んで下さいました。それが「浄土系三派では、49日の意味ってなんですか?」というものでした。 ももはなさんは、いつも鋭いコメントややっかいな(?!)質問をして下さる有難い読者です。「49日」の…

出家を考えて下さっている方へ Part3 -私の場合(2)-

北米の大学院では、修士レベルなら「どれほど新鮮な視点で問題を探し出せるか」という点を高く評価してくれます。その着想にきちんと裏付けを取り、より深く掘り下げていかれるかどうかが、その後の研究者として進むべき道への扉となります。その場合、鍵に…

出家を考えて下さっている方へ Part2 - 私の場合 -

上の写真は知多半島の東海市にある聚楽園の大仏様です。高さは約19メートル。奈良の大仏様より大きい!お参りすると視線がぴったり合って、なんだか癒される仏様です。名古屋周辺には、いくつも大仏さまがおられるので、外出自粛が緩んだら、大仏参拝めぐ…

出家を考えて下さっている方へ Part1

上の写真は、今朝、ネットで見つけた冥王星の写真です。不思議な色ですね。GWの間、操業を停止していた工場が多かったせいなのか、今週になってとても夜空がきれいに見えます。 慈雲寺では、毎月の満月の夜にお月見を兼ねた写経の会を行ってきました。新型コ…

慈雲寺の仏教講座について

このところ、毎日数人の方から「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」についてのお問合せをいただいています。仏教について関心を持って下さる方がいることを知って、本当に嬉しく思っています。 「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、慈雲寺に赴任して半年後から毎月…

こんな時だからこそ、仏教を学んでみましょう。 part6 釈迦の出家の動機(その2)

昨年、京都東山の永観堂で見た新緑です。今は訪れる人も少ないでしょうが、昨年と変わらず美しい影を作っていることでしょう。 さて、あまり出歩かないなった今だからこそ、仏教の基本にたちかえって学び直そうと本を開いています。まずはお釈迦様の御生涯か…

家族の知っている故人の姿が全てではありません

先日、ある方の葬儀に参列しました。外出自粛要請が出されようとしていた時期だったので、ご家族の方はあまり広範囲にお知らせをしなかったのですが、故人のMさんは、多くの人々に敬愛されていた方だったので式場にはたくさんの供花が並べられていました。 …

仏花を自分で選んでみましょう

上の写真のハイビスカスはエクアドルで出会ったものですが、慈雲寺のハイビスカスにようやく新芽が出てきました。ご近所の鉢植えは、どこも青葉がたくさん出ていたので、心配していました。 今日も「新聞の記事を見て、ここにお寺があることに気が付いた」と…

今の言葉、今のメールが「遺言」に・・・・

先日、中学時代の友人とメールでやり取りをしていたら、急に「新型コロナは劇的に症状が悪化することもあるらしい。どのメールもこれが最後の言葉と思って、ちゃんと書かなければいけないという気持ちになる」と書いてきました。 心優しい友人は、いろいろと…

ご縁の輪が広がって・・・・

昨日(4月29日)の中日新聞に、慈雲寺の住職に赴任してから今までに自分やお寺に起きたことなどを書いた文章を掲載していただきました。(東京新聞には5月3日と10日に掲載されます)。なんとも取り留めののない文章で恥ずかしいばかりなのですが、「…

桶狭間の慈雲寺では、朝の勤行が続いています

昨日、「お寺にお参りに行きたいのですが、よろしいですか?」というお電話をいただきました。 慈雲寺はいつもどおり、本堂は夕方遅くまで本堂は開いています。いつでも、どなたでも、本堂にお上がりいただいてお参りをしていただけます。 新型肺炎のことが…

こんな時だからこそ、仏教を学んでみましょう。 part5 釈迦の出家の動機(その1)

藤の花が咲き始めました。私はこの花が大好きで、名古屋周辺の藤の名所を訪ねるのを楽しみにしているのですが、ここ数年はタイミングを逸してしまっていました。今年も「名所」を訪ねるのは無理なようですね・・・・ このところ、カナダ、台湾、シンガポール…

こんな時だからこそ、仏教を学んでみましょう。 part4 お釈迦様の伝記を読み返す

お釈迦さま開いた悟りの内容のお話を始めようとしたら、「家にいる時間が長くなったので、この際だからお釈迦様の生涯を学びなおしてみたい。どの本がおすすめですか?」という質問を受けました。 たしかに、一度、誕生から大涅槃まで、お釈迦様の生涯、とり…

疫病退散の護符「アマビエ」にちょっと期待!?

今朝(4月19日)の中日新聞に、碧南市の瓦職人が「アマビエ」をデザインした鬼瓦を制作したという話題が出ていました。 「アマビエ」ってどこかで聞いたことあるなぁ・・・と思って部屋の中を探したら、上の写真の護符が出てきました。飛騨高山の桜山八幡…

こんな時だからこそ、仏教を学んでみましょう。 part3 釈迦の悟り

今日は取材で久しぶりの外出。人の気配の無いお寺の境内で一休みしていたら、桜がまだ散り残っているのに気が付きました。人との接触をできるだけ避けるのを心がける日々ですが、花はいつもとかわらず咲いていました。 慈雲寺にも木瓜の花が咲き残っています…

こんなときだからこそ仏教を学んでみましょう Part2 仏教とはどんな宗教なのか?

「仏教とは、いったいどんな宗教なのでしょう?」 ご自分で一度紙に書いてみるのがお勧めです。自分の今な理解、思いを文字にしてみるといろいろなことが見えてくるからです。 Part 1でお勧めした参考書、『仏教の教科書 仏教って何ですか?』も、最初の記事…

こんな時だからこそ、仏教を学んでみましょう。 Part1 「仏教の教科書」

「不要不急の外出をひかえましょう」と呼びかけられて、なかなか外にも出かけにくい日々ですね。別に外出がしたくなくても、「ひかえろ」と言われると窮屈なものです。自分のやりたいこと、自分の人生を自分でコントロールできない状態というのは、今回の問…

こんな時は、活字に戻ってじっくり考える........「不要不急」を考える part3

「不要不急の外出を避ける」ことが、新型コロナウイルスへの対応として個人としてできることの数少ないものの一つ。 仕方がないので、お寺にこもって読書の日々です。いつもより時間をかけて新聞を読んでいます。今回の新型ウイルスが世界に及ぼしている、そ…

四月の慈雲寺の行事予定

新型コロナウイルスの状況は、まだまだ悪化しているようです。私たちにできることは、「不要不急の外出、人込みを避ける」、「マスクと手洗い、うがいをこまめにする」ことからでしょう。 もう一つ大切なのは、免疫力を上げることと言われています。睡眠をし…

「不要不急」を考える part2

不要不急の外出を控えるように呼び掛ける声が高まっています。新型コロナウイルスの状況を考えれば当然のことでしょう。 外出をひかえ、じっくりと自分にとって不要なもの、不急な行動とは何かを考えてみましょう。 私はこの数十年間、旅行ライターで糊口を…

「不要不急」を考える part1

東京都知事の「不要不急の外出を控えるように」という都民への要請をニュースで見てから、自分の「不要不急」について考えていました。 私は喘息持ち、花粉症などなど、肺はもともと頑強とは言えないし、老人ですし・・・今回の新型コロナウイルスのためだけ…

私たち誰でも「死がすぐ近くにあるワニ」

新型コロナウイルスの状況の激変が続き、すっかり話題から遠ざかってしまった「100日後に死ぬワニ」。私は、話題になり始めたころから興味深く見守っていました。このことが話題になれば、誰にとっても死は必ずやってくるもので、多くの場合、理不尽な状況で…

お彼岸中は六波羅蜜を心がけてみましょう Part5

新型コロナウイルスの状況が刻々と変化していくのをテレビやネットのニュースで見ていたら、お彼岸がアッという間に終わってしまいました。 人々の不安が高まっている中、宗教者こそ、落ち着いて思考、行動できるようにしなければならないのに、心がざわつい…

お彼岸中は六波羅蜜を心がけてみましょう Part4

お彼岸も終わりに近づいてきました。 今日はお墓参りの帰りに、「庵主さんのお話したい」という方が二人見えて、ひとしきりお話されていきました。こんな風に、「胸につかえていることがあるときは、慈雲寺の尼さんのところへ行ってみよう!」と思って下さる…

お彼岸中は六波羅蜜を心がけてみましょう Part3

慈雲寺には小規模な墓地があります。このお寺は檀家ゼロなのですが、慈雲寺が財政的にひっ迫していた時に、ご近所の方がお墓を建ててくださったのです。苦し紛れのお墓ビジネスの先駆者? お墓があっても、もとの菩提寺の檀家のままの方がほとんどなのですが…