慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

7月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は7月22日(日)10時より行います。テーマは「”自業自得”の本当の意味は?」です。どなたでもお気軽にご参加ください。

「感情が動かなくなれば、忘れることも増える」ー 記憶と感情

このごろは圧倒的に少数派になってしまいましたが、私は電車の中で本を読むのが大好きです。揺れる車内で読むので、あまり細かい字だったり、難しい内容のものは向いていません。気持ちが楽しくなったり、ゆったりしたりする本がさらに良い。 と、いうわけで…

お通夜の法話こそ、僧侶の「一大事」

先日、あるお通夜に知人として参列しました。どの宗派の葬儀でも同じだと思うのですが、お通夜の時は、読経の後で僧侶が短い法話(説教)をします。知人を悼む気持ちがとりわけ強かったので、どのような御法話をいただけるのかと、期待しながら読経が終わる…

信仰の友を送る

先日、Hさんの葬儀に参列させていただきました。Hさんは、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を聴きに来てくださったり、満月写経の会に参加して下さったりしていた方です。数年前から闘病生活をなさっていたのですが、最後までけして希望を捨てず、常に前向き…

弘法大師のお言葉

弘法大師のお言葉 「病なきときは すなわち薬なし。障りあるときは 即ち教えあり。 妙薬は病を悲しんで興り、仏法は障りをあわれんで 顕わる。 5月6日(旧暦の3月21日)は弘法大師が深い瞑想に入られた御正当日です。祥月命日というべきでしょうが、真言宗の…

5月6日、弘法様の御正当に、弘法大師像のお身拭いとお砂踏みをいたします。

日本人で字の上手な人と言えば、まず思い出されるのが弘法大師ですね。上の絵は、 両手、両足、それに口にも筆をくわえて、さらさらと漢詩を書く弘法様の御姿です。もちろん、書く字は全部違う!ちょっと、凄すぎますね。 でも、たくさんある弘法大師の絵の…

ゴールデンウィーク中の慈雲寺の行事のお知らせ

ゴールデンウィーク開幕ですね・・・とは言ってもお寺はあまり関係がありません・・と思っていたら、慈雲寺ではいろいろな行事があることに気が付きました。もっと早くお知らせすべきでしたが、万事ぼんやりの住職ですみません。 ①4月29日10時より 尼僧と学…

ご近所さんのお助け隊のおかげで、境内がすっきり初夏景色!

昨日、ご近所の方が5人来て下さって、慈雲寺の境内の枝払いや植木のトリミングをして下さいました。本当にありがとうございます! 上の写真は、手付かずの状態の写真です。次回はきれいになった所をアップしますね。 実は、Kさんのお宅が工事をなさるので、…

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は4月29日です。テーマは「煩悩ってなんでしょう?」

慈雲寺では、毎月一回、身近なテーマをとりあげて、仏教というものの見方、考え方の基礎を御一緒に学んでいく会を催しています。 今月は4月29日の日曜日、10時より行います。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。 今月のテーマは「煩悩」…

花盛りに酔う・・・でもお酒を飲んでるわけではありません。

慈雲寺の境内は今、ツツジの花盛りです。私はこのお寺に赴任するまで、ツツジはあまり好きではありませんでした。紫とピンクを混ぜたような、派手な色が苦手だったのです。しかし、慈雲寺の裏庭にある薄い桃色の木は、大のお気に入りになりました。 毎朝、お…

家族だから言わなくてもわかる???

自分の思いを人に伝えることは、とても難しいことです。相手に自分の意図を正確に伝えるには、豊かな語彙、柔軟な表現力が必要です。しかし、今は、スマホやインターネットを通じてのやりとりでは、文章は短く、ぶっきらぼうになりがちです。本を読む習慣が…

煩悩ってなんでしょう?

慈雲寺では、毎月一回、「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」として、身近な話題から仏教というものの見方、考え方の基礎を御一緒に学んでいく会を催しています。 4月は29日に行うのですが、テーマは「煩悩とはなんでしょう?」です。煩悩とは、私たちの苦しみの…

セクハラ問題と法然上人の教え

今朝の新聞に福田財務次官のセクハラ疑惑についての記事が大きく出ていました。セクハラ問題が起きるたびに、女性の能力をのびのびと生かせない社会は男性にとっても居心地の良い世界ではないのにと思わないではいられません。 セクハラは、女性蔑視と軽視か…

慈雲寺の弘法さまは染谷将太似?!

y 19日で映画「空海」の上映が終わると知って、慌てて名古屋駅前の映画館まで行ってきました。8時55分上映開始というないナイスな時間設定だったので、ラッシュアワーの電車に乗って映画を見に行くという、なんだか変な雰囲気でした。 原作は夢枕獏のミステ…

シリア爆撃を聞いた日に

慈雲寺では毎週、土曜と日曜の朝7時半から英会話のクラスを行っています。中学一年生程度の構文を使っていますので、誰でも参加できます。最初は小学生の子供が多かったのですが、この頃は大人の方が大半。シニアの方も来てくださいます。 英会話のクラスは…

出家に興味を持つ方が慈雲寺を訪ねてくださいました。

今月に入ってから、「出家を考えています。」という方が、次々と慈雲寺を訪ねてくださいました。出家に興味を持ってくださる方が、このブログを読んで下さっていることを知って、本当に嬉しく思っています。何度もここに書いているように、尼僧として生きる…

蟹江へお説教に行って来ました。

新緑がきれいですね。10日は蟹江にあるお寺の御忌会に説教師として呼んでいただきました。今回で三年連続です。私のように、まだまだ新米の説教師にとっては、三回も連続して同じお寺に呼んでいただくのは、なかなかチャレンジングな体験です。 法然上人の代…

静かに、お釈迦様のご生誕を祝う・・・嬉しい一日でした。

上の写真は、昨日、四苦八苦して花を飾った花御堂です。今朝、この花御堂を本堂の階段の下に移し、お参りに来て下さった方々に、お釈迦様のご生誕像に甘茶をかけていただけるように設えました。 そして、本物の甘茶づるを煎じた甘茶を魔法瓶にいっぱいつくり…

花まつりの花御堂を作りました。4月8日はお釈迦様がお生まれになった日です。

今日は朝から何だか肌寒く、ストーブをつけたくなるほどでした。しかし、明日はお釈迦様がお生まれになった日、花まつりです。お堂を花で飾って「花御堂」を作り、花まつりの準備をしました。 私はとても不器用なので、なかなかきれいな花飾りができませんが…

窓にぶつかり続ける虫・・・人生みたいで哀しい

ここ数日、アシナガバチが部屋の中を飛んでいました!私は何度か蜂に刺されているので、蜂がとても怖い。アナフィラキシーショックが心配ですからね。 ハチは窓ガラスに何度もぶつかります。その音が聞こえるとすぐに(パソコンのある机は窓のすぐ横なので)…

御忌のお説教の準備が楽しい!

法然房源空上人(法然上人)は旧暦の1月25日に入寂なさいました。法然上人の祥月命日を御忌といいます。御忌とは、特に徳の高い僧侶や高貴の方の御命日をあらわす言葉です。 法然上人の教えを受け継ぐ寺院の多くは、厳冬期の1月を避け、気候の良くなる4月に…

4月8日は花まつりです。お釈迦様のご生誕を祝いましょう!

クリスマスもハロウィーンも、そして今日のイースターですら、いろいろと話題になるのに、お釈迦さまの御誕生日はいかにも地味(?)ですね。 でも、春爛漫の4月8日は花まつり。お釈迦様の生誕を喜ぶ日です。慈雲寺にも、小さな誕生仏とお堂がありますので、…

3月31日は満月です。満月写経の会のおすすめ

慈雲寺では、毎月、満月の夜にお月見を兼ねた写経の会を行っています。ご近所の桜も満開ですから、満月の夜桜見物がてら、写経を体験してみませんか? 今月は3月31日7時半より読経を行いますが、9時過ぎまで本堂を開放いたしますので、何時にいらしても結構…

和歌山県広川町周辺の寺院でお彼岸のお説教 Part3(時事問題と説教)

和歌山県へ巡教に行ってきました。Part1にも書きましたが、「巡教」というのは、私の属する西山浄土宗の御法主猊下の「おことば」を檀信徒の皆さんにお伝えし、その解説をするのが役目です。 当然、お説教の内容も「おことば」に沿ったものとなります。説教…

和歌山県広川町周辺の寺院でお彼岸のお説教 Part2 (説教師にとっての‟ありがたいこと”)

前回に続いて、先週和歌山県でお説教の機会をいただいた時の感想です。 どんな仕事や役割も同じでしょうが、「経験を積む」ということが上達、熟練に欠かせないことです。とりわけ、僧侶が説教師として研鑽を積んでいこうとする時、お説教師として寺院に招か…

和歌山県広川町周辺の寺院でお彼岸のお説教 Part1

お彼岸の間、和歌山県の広川町周辺の寺院に説教師としてお招きいただきました。 僧侶は、教学の研究を中心とする学僧、儀式を司る法事師、そして布教のためのお説教の修練を中心とする説教師の三つの分野があります。もちろん、三分野ともバランス良く習得す…

残念ながら暫くコメント欄を閉鎖します。

このブログは、どなたでもコメントを残していただけるような設定にしています。コメントをいただくのは、いつでもとても楽しい!お返事が難しいようなコメントを残される方もありますが、それを考えるのも楽しみです。コメントはどのようなものでも、ありが…

サリン事件の報道に思う

めったにテレビは見ないのですが、今朝は何となくリモコンに手を伸ばしました。最初に目に入ってきたのが、「サリン事件から、23年」というニュースでした。私はオウム真理教が社会に及ぼした影響、とりわけ宗教界に及ぼした影響を非常に重視しています。 単…

師僧を見送る

一昨日の深夜、電話がありました。私の二番目の師僧が遷化(亡くなられた)という知らせでした。私は、慈雲寺の先代さまの弟子にしていただく前に、二人の僧侶の弟子にしていただいていました。 今は、自分の父親を師として出家し、お寺をそのまま受け継ぐ人…

皆さまのおかげで4年過ぎました。

昨日、3月15日は慈雲寺の第四世光田凖眞上人の祥月命日でした。4年前の今日、カナダで先住民の遺跡の取材中だった私は、「師僧が遷化されたので、ただちに日本へ戻りなさい」という知らせを受けました。 そして、飛行機を乗り継いで桶狭間へ駆けつけてから4…

極楽で「ペットと飼い主」として再会できますか?(ペットの供養について Part2)

ペット供養の仏教的根拠について、私の思っていることを少し書いてみます。 前回お話ししたように、慈雲寺でもペットの供養のために読経させていただいたことは何回かあります。その際には、必ず以下のお話し飼い主の方にお伝えしています。 仏教では、生物…