慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、3月15日(日)10時より行います。テーマは、「今だけ、金だけ、自分だけ・・・で幸せですか?」です。お彼岸を前に、「生きる幸せ」について、ご一緒にゆっくり考えてみませんか?

ここ数日、「輪廻の主体」について考えています Part1

ときどきコメント欄にするどい指摘や質問を残して下さるももはなさんが、先日、 ”阿頼耶識って…簡単に言えば生物発生から流れる記憶(蔵憶)で良いの?? ”という質問をコメント欄に書き込んで下さいました。 阿頼耶識とは何かというのは、仏教学の授業のとき…

明日は綺麗な満月がながめられそうです・・・写経のおさそい

慈雲寺では、毎月満月の夜にお月見を兼ねた写経・写仏の会を催しています。 12月は明日(12日)です。夜7時半から『般若心経』をご一緒に読誦し、毎月その内容についても少しずつご一緒に学んでいきましょう。 7時半より前においでになって、ゆっくり写…

静かに成道会を喜びました

上のイラストは、インターネットからお借りしたものです。お釈迦様がお悟りを開かれた日も、こんな夜明けだったのでしょうか・・・ 昨日は、お釈迦様がお悟りを開かれた日、成道会でした。慈雲寺でも簡単な法要することにしました。広くお知らせしたわけでは…

慈雲寺にも仏舎利がある?!(成道会のお知らせと慈雲寺へのアクセス)

上の写真は、名古屋市にある日泰寺の仏舎利塔です。お釈迦様の御真骨を祀っていると主張する寺院や仏教系の新宗教は日本にいくつもありますが、学術的に最も信頼性が高いと考えられている仏舎利は、この日泰寺にあります。 明治33年(1900)、タイの王…

「慈雲寺文庫」オープンしました!

慈雲寺の山門は、他のお寺とは違い、江戸時代の武家門を移築したものです。建物の中には床の間のある部屋があり、二階にも部屋があります。 しかし、今のところ、この部屋はただの倉庫。私が慈雲寺に赴任して以来、もっと有効的な使い方はないものかと考えて…

12月の慈雲寺での行事

上の絵は、阿弥陀様が私たちを極楽へ迎え取るために、此岸へ降りておいでになるときのお姿「来迎図」です。ふつうは「らいごう」と読みますが、慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)では「らいこう」と読み習わしています。 さて、12月はたくさんの行事…

クリスマスより、成道会を祝いましょう!

12月に入りました。街はすっかりクリスマスムード。キラキラとイルミネーションが輝いて、ウィンドーショッピングの散歩もより楽しくなります。 ま、神様が哀れな人間たちのために、一人子を地上に送ってくださったのですから、みんなで喜びたい気持ちになる…

宗教者と選挙への信頼を失いたくない

上の写真は、先日香港で行われた区議会選挙の開票の様子です。民主派が圧勝したというニュースを知り、選挙で民意を示すという社会の基本が失われていなかったことを心から嬉しく思いました。 先日、香港に住む友人が仕事で日本へ来ていたので、「天安門の時…

来月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、お寺や仏教のしきたりについて、あらためて学んでみましょう。

慈雲寺の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)の総本山光明寺は、京都府の長岡京市にあります。ここ10年ほどは、紅葉の美しさで東京周辺からもたくさんの観光客が訪れるようになりました。普段は入山料などもなく、誰でも静かに法然上人の御本廟を仰ぐことがで…

11月24日の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は10時15分開始に変更させていただきます。(慈雲寺へアクセスのご案内)

慈雲寺とご縁の深い方のご葬儀に役僧として出仕させていただくことになりました。 勝手なお願いで大変申し訳ありませんが、11月24日(日)の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、通常より15分遅く、10時15分に開始させていただきます。 今月のテー…

法然→證空→聖達→一遍と伝えられた「信」の問題 Part3

上の絵は、ネットからお借りした一遍上人のお姿です。手に持っている札は、Part2に掲載した賦算のための札です。 一遍は、「南無阿弥陀仏 決定往生六十万人」と木版印刷された札を配って極楽往生を保証し、布教を続けていました。 文永11年、一遍たちは熊…

法然→證空→聖達→一遍へと受け継がれた「信」の問題 Part2

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマで「仏教における『信』の問題」を取り上げることにしました。 今でも活動を続けている人がどれほどいるのか知りませんが、私が子供の時代には、クリスマスが近づくと救世軍の人たちが「信じる者 はみーんなー…

11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のお知らせと慈雲寺へのアクセス

11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは「信じるとは何か?」です。 「信じる者は救われる」という言葉を良く聞きます。世界中のほとんどの宗教は「信じなければ救われない」と教えています。 「あの井戸の写真を撮ってスマホの待ち受け画面にする…

法然→證空→聖達→一遍へと受け継がれた「信」の問題 Part1

上の絵は、インターネットからお借りした一遍上人のお姿です。なかなか強烈な印象のお顔ですね。私は、大学生になった頃、京都の清凉寺で、一遍上人の絵姿を初めて見ました。「何だこの人?!」とかなり強く心に残りました。清凉寺の有名な「生身の釈迦像」…

12日は満月写経・写仏の会の日です。

今、外は雷とともに強い雨が降っています。真昼の雷というのも、なかなか風情がありますね・・・と書き込んでいる間に雲が移動し、日が差してきました。まだ遠くから雷鳴が聞こえています。 上の写真は、ネットからお借りした満月の写真です。どこの五重塔で…

閣僚に統一教会関係者多すぎ!?

www.msn.com 「名古屋一ひまな寺、慈雲寺」も、このところ少々忙しくて、ゆっくり新聞を読んでいる時間がありません。普段はネットのニュースは簡潔すぎて、あまり見ないのですが、先日ネットのニュース速報を見ていて、こんな記事が目につきました。 閣僚が…

おばあちゃんは菩薩になって帰ってくるのです!

今朝、掃除をしながらぼんやりラジオを聴いていたら、ある葬祭会館のCMが流れてきました。子供の声で、「おばあちゃん、私がおばけが嫌いなのは、知ってるでしょ。でもおばあちゃんならおばけでもいいよ。」というような内容です。 祖母を送る子供の気持ちと…

十一月の慈雲寺の催しのお知らせ

玄関先のクレマチスが小さな花を咲かせました。もうとっくに夏は終わったのにと、少し哀れな気持ちになります。今日から11月です。でも、お月参りの衣はまだ夏衣もまま。冬用では略衣でも汗ばんでしまうからです・ さて、今月も写経・写仏の会と「尼僧と学ぶ…

兄弟子のお説教を聴きにいく Part1

私を得度させて下さった(僧侶にならせて下さった)最初の師僧は、私の属する浄土宗西山派(西山浄土宗)を代表する説教師(布教師)の一人でした。 在家の人間を僧侶にリクルートするのが趣味(?)で、20人を超える弟子を持っていました。これだけの弟子…

父の遺骨を迎えに東京へ Part2

昨年かなりの経費をかけてアップグレードしたパソコンが壊れてしまいました。結構気持を痛めつけられました。こういう状況で父の遺骨のことを書くのは難しいですね。 病院から引き取った遺骨は東京の実家にひとまず帰り、その後のことはゆっくり考えようとい…

季節の変化が信じられない?! 11月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は「信」をテーマにします。

今、外は土砂降りです。大きな土管を利用した池(?)の水があふれてメダカが流出しないかちょっと心配・・・ 私が住んでいたカナダの街は、一年中温暖で夏も30度を超える日はめったにないですし、冬もそれほど寒くない。家の中はセントラルヒーティングです…

お遍路さんの白装束は「死装束」?!今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは”巡礼”です。

上の写真はインターネットからお借りしたお遍路さんの姿です。巡礼に出る人は、このような白装束が正式とされています。このような慣習はいつごろから行われていたのでしょうか? また、この白装束は、亡くなった方の死出の旅路の装束と同じだともいわれてい…

台風19号の犠牲者を悼む

上の写真はインターネットからお借りした狩野川台風の時の写真です。昭和33年に1300名近くの犠牲者を出した台風です。 当時、私は東京の石神井川の近くに住んでいました。石神井川はまだ土手で、私の家の近くの橋だけがコンクリート製でした。水嵩が増してく…

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は10月20日です。テーマは「巡礼」をとりあげます。

先日の台風で被害に遇われた方もおいでかと思います。お見舞い申し上げます。 私は狩野川台風の時に、床上浸水を経験していますので、。東京や神奈川に知り合いが多いので、ニュースで危険地域を知らせる地図が広がるにつれて眠れぬ夜を過ごしました。 幸い…

父の遺骨を迎えに東京へ Part1

93歳でお浄土へ行った父は、60代の頃にすでに死亡時の献体を決めていました。「戦場に部下を何人も置き去りにしてしまった自分に、葬式をしてもらう権利はない」と思っていたようです。戦争末期に、ろくな経験も積まないうちに小隊長になった自分の不適切な…

「ポケベル」ですら、見送りたい人がいる Part2

9月30日でサービスが終了となったポケベル。それを悼む「ポケベル葬」が行われ、祭壇に手を合わせる人の写真が新聞に掲載されていました。 葬儀は近親者だけで、できるだけ簡単に・・・と思う人が多いとされている一方で、「ポケベル」に手を合わせ見送り…

ポケベルですら「見送りたい」人がいる Part 1

www.asahi.com 明日、9月30日で50年続いたポケベルのサービスが終了するそうです。上の朝日新聞の記事は、東京都の葬祭業協同組合の人が主催した「みんなのポケベル葬」の様子です。 私は以前から、人形供養とか針塚とか、人間以外の「物」を供養しようとす…

トーマス・クック社の倒産に思う・・・諸行無常

上の写真は1888年に出版されたトーマス・クックの時刻表です。クックは近代的な旅行ガイド本を初めて書いた人と言われています。もちろん、江戸時代にも伊勢参りや東海道の「道中」のハンドブックのような本は日本にもありましたが・・・ 一般の人が、ガ…

10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は巡礼についてお話します。

慈雲寺では、毎月一回、身近な話題から仏教の考え方、ものの見方を学ぶ会を催しています。来月は「巡礼」をテーマにご一緒に学んでみたいと思います。 日本では四国八十八ヶ所の霊場巡りをはじめ、西国三十三観音巡礼、など各地に巡礼ルートがありますが、イ…

お彼岸中の慈雲寺

上の写真は奈良の當麻寺に伝わる曼荼羅の写しです。中央に描かれているのは、『観無量寿経』の中に説かれている極楽の様子を描いたものです。 ありがたいことに、慈雲寺にもこの当麻曼荼羅の写しが伝わっています。本物の八分の一のものですが、それでも大き…