慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

来年こそは地蔵盆を行事に!

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 昨日(24日)は地蔵盆でした。私は東京で育ったのですが、その周辺には地蔵盆の習慣がありませんでした。しかし、父の故郷である広島の町には地蔵盆をかなり盛大にする習慣がありました。夏休みに祖母の家に長期滞在することがあって、その時に、何度か地蔵盆を経験しました。

 地蔵盆の当日は、それぞれの街角にあるお地蔵さまをその周辺に住む子供たちがきれいに飾りつけ、お供えなどをして、お地蔵さまの周辺でお菓子を食べたりしながらお守りをします。夜になっても、その日だけはお地蔵さまの周りで遊んでいられるのです。もちろん、地元の子供ではない私は仲間には入れてもらえなかったので、なんだかとてもうらやましく思ったものです。

 また、私が慈雲寺に赴任してからは、半田市常楽寺地蔵盆に参加したことがあります。子供たちが輪になって、大きな数珠を繰る数珠繰りをしていました。これもとてもたのしそうだったのです。

 ぜひ慈雲寺でも地蔵盆を行事の中に入れたいと思っていますが、なかなかうまく企画できませんでした。これも私がぐずぐずしていたせいなのですが・・・・せめて、と思ってお菓子を用意しました。お地蔵さまのところに「今日は地蔵盆ですので、お参りにいらしたお子さんにお菓子を用意しました」という張り紙をしました。どうやら、15人ほどの方がお菓子を持って帰ってくださったようです。

 来年の地蔵盆には、数珠繰りやお地蔵さまのお話しなど、ぜひ子供たちがお寺に来てくれるきっかけにしたいと思っています。

◎今日の写真はカナダのバンクーバーにあるクィーン・エリザベス公園の花壇です。日差しがとても強いように見えるでしょうが、湿度が低いので、カラリとした気持ちの良い日でした。