慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

京都市最強の「パワースポット」はここか!も・・・・??

 

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このところ、『旅行読売』という月刊誌に連載のお仕事をいただいています。テーマは関西地域の「御利益散歩」。ゆったり散歩しながら、御利益のある社寺を参拝しようという記事を書いています。

 私は浄土系の僧侶ですから、お念仏第一。現世利益を強調するのはちょっとまずいかも??と思わないでもないですが、こうした社寺を廻るうちに、人間の苦しみや幸せの形というものを考えさせられています。

 今まで北米の観光地を紹介するのが主だった私にとっては、旅行ライターとして新たなチャレンジ。毎月、取材に行くのがとても楽しみです。

 今回の取材は10月初旬に発売される11月号用の取材でした。京都の寺町通りをどんどん北に上がっていって、今出川通を越えたところにある佛陀寺というお寺に、実は「平安京を護るために天皇の勅命で作られたお地蔵さま」があるというのです。しかも彫ったのは弘法大師と伝えられています。

 お地蔵さまと言えば、優しい表情の石仏さんを思い浮かべるでしょうが、佛陀寺のお地蔵さまは木像。背筋をキリリと伸ばした坐像です。表情がなんとも凛々しい!ハンサム・・・

 観光客にもほとんど知られておらず、地元の人にも「安産のお地蔵さん」として親しまれているこの菩薩さまが、実は(!)密かに都を護っているのだ・・・う~ん・・・「パワースポット」という言葉はあまり好きではありませんが、なんだか、このお地蔵さまからは不思議な「力」が発せられているような気がしました。

続きは『旅行読売』の11月号で!(笑)

◎今日の写真はカナダで撮った木です。上の方の葉の色が面白いと思いました。紅葉というのではなさそうでしたが・・・なんの木かしら?