慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

柔らかな日差しにまもられて

 昨日、11月22日、第一回の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を催しました。十分に暖房できない本堂ですから、寒かったらどうしようと心配していたのですが、朝からきれいに晴れ上がり、お日様がポカポカと照らしてくれました。

 一人でも二人でもおいでいただければありがたいと思っていましたが、30人近い方々に来ていただき、嬉しくて思わずニコニコ。でも、多くの方々の視線を感じながらお経を読むと、声がかすれ気味に・・・僧侶はどんな時でも平常心でなければいけないのに・・・恥ずかしいことでした。

 

 今回のお話しのテーマは「布施」。お布施は「お寺に支払う料金」などではなく、おだやかな心で暮らすための修業の一つなのです。財物だけでなく、優しいまなざしや心のこもった言葉を人にかけることも大切な「布施行」です。

 今回の講座を催すにも、前日からお掃除をしてくださったり、当日のお接待を引き受けていただいたり、多くの方々に助けていただきました。これも「身施」をしていただいたのです。深く感謝申し上げます。

 布施についてはこのブログで少しずつお話ししていきます。

 

 次回の講座は12月27日(土曜日)同じく10時より始めます。テーマは「怒り」。仏教では「怒りは毒蛇の毒よりも自身を傷つける」と教えています。年末のあわただしいときですが、お寺参りで少しゆったりなさいませんか?

 講座を始める前には、一年を振り返り、阿弥陀様とご先祖に感謝する短い法要も行います。

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