慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

桶狭間に暮らすようになって

  昨日(11月24日)、名古屋城の特別展示室で行われていた『天下人への道』展にでかけました。この展覧会では、信長、秀吉、家康が天下統一して行くプロセスを時間軸にそってわかりやすく示す地図や合戦絵、ゆかりの品などが集められていました。

 私は昨年の夏に慈雲寺の弟子にしていただくまで名古屋周辺には全くご縁がありませんでした。また、歴史の本を読むのは大好きですが、日本史は古代から鎌倉時代が中心で、室町から戦国時代にはあまり興味を持っていませんでした。それが急に、まさに戦国時代の歴史の舞台であった桶狭間に住むようになったのですから、縁というのは不思議なものです。

 自分の「終の棲家」となるであろうエリアに関心を持つのは当然のことですし、私は旅行ライターとして仕事をしていますから、その面でも好奇心をそそられます。しかし、残念ながらあまりにも知識不足。どこから手を付けてよいか困っていたところでした。『天下人への道』は、そんな私にも良い道しるべとなる展示でした。

 連休ということもあり、また展示の最終日ということもあってか、会場にはたくさんの方がおいででした。会場のあちこちから、熱く自分の思いを語る方々の声が聞こえたのも興味深いことでした。郷土愛から熱心に歴史を学ぶ人が多いということでしょうか?

 しかし、天下統一を成し遂げた三人がこの地方から出てきたということは、どんな背景があるのでしょう?京都との関連も気になるところ。「まず、この本から読むと概略と歴史の流れがつかみやすい」というおすすめがありましたら、ぜひ教えてください。

f:id:jiunji:20141125114452j:plain

 

●今日の写真は、昨日撮った名古屋城内の紅葉です。楓も銀杏もちょうど見ごろでした。

 

證空辞典

、典

 、