慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

大根持ってAさんが来てくれました。

 名古屋市内といっても、慈雲寺のある桶狭間は大きな団地や新興住宅街の間に、のどかな農村地帯の雰囲気が残っています。昔からの地域のつながりがっている所に、長いカナダ暮らしから突然移ってきたのですから、どのように地元の皆様に受け入いれていただけるのか少し心配でした。しかし、皆さん、とても温かく迎えてくださり、何かとトンチンカンなことばかりしている私を助けてくださいます。

 畑でできたばかりのものをお供えしてくださる方もたくさんいらっしゃいます。おいしそうな季節の恵みをいただくのは勿論うれしいですが、それ以上に嬉しいのは訪れてくださる方々とのおしゃべり。中部地方とは今まで全く接点がなかった私にとっては何を聞いても珍しく、興味深いのです。

 今日はご近所のAさんが畑から採れたばかりのおいしそうな大根を持ってきてくださいました。名古屋の空襲の話を聞いているうちに、Aさんはなんと、あのトヨタの豊田一族の家でお手伝いさんをしていたらしいことが判明!他人の家のことをペラペラと話す方ではないですし、70年も前のことなので、詳しくはわかりませんでしたが・・・・今夜はAさんのくださった大根でみぞれ鍋をいただきます。

・今日の写真は、私がカナダの住まいのすぐ近くの街路樹です。カナダ西部にはあまり楓の木はないのですが、この一角にはたくさん植えられているので毎秋の紅葉が楽しみでした。

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