慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

キツネのお参り?!と選挙

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 今朝の気温は1度。でも水瓶には氷が張ってました。

 先日、小さな賽銭箱を本堂の階段下に置きました。大きな賽銭箱は本堂の中にあるので、階段を上らないととどかないし、本堂の扉を閉めているときはお浄財を献じてくださる志があってもどうしようもないという状態でした。で、弘法大師さまの前に置いてあった小さな賽銭箱を階段下に置いてみたのです。

 今朝、その階段下の賽銭箱を開けてみたら、百円玉が1つと10円玉が2つ。そして木の葉が二枚入っていました。境内や周辺にある木の葉とは全く違います。風に運ばれてきたのだとしたら、いったいどこから?と首をかしげてしまいました。ひょっとしたら、キツネが二匹お参りに来てくれたのかも?!木の葉をお金に化けさせて・・・その魔法が寒さで解けてしまったのかもしれませんね。

 慈雲寺は名古屋市内ですし、周辺は大きな団地もあるのですが、ところどころにはキツネがいてもおかしくないような雑木林が残っています。まだ良く周辺のことを知らない私は、少しずつ散歩しながら探検中です。

 そんな雑木林の近くにある公民館が、今日は選挙の投票所になっていました。3時ごろに出かけたのですが、列ができるくらいの人出でした。私にとっては桶狭間に住むようになって初めての選挙。候補者の方々のことは全く知りませんから、公報や新聞をじっくり読みました。私は今回の選挙のポイントを「集団的自衛権」への各候補の考え方にしぼって選びました。仏教ではいかなる理由があっても人を殺すことも、殺させることもすべきではないと教えていますから、私は集団的自衛権という考え方に深い疑問を持っているのです。自衛とか愛国、防衛ということばで、70年前、私たちは大きな誤りを犯したわけですから。

・今日の写真は、今年の初夏にウズベキスタンで見た焼き物です。シルクロードが育んだ深い青色が心に残りました

 

證空辞典

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