慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

偽物でもOKなの?

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 元旦早々から連日賽銭泥棒が登場したり、鏡餅が消えたりと、地蔵堂周辺はいろいろ事件続き。なんと今朝は物がなくなったのではなく、増えていた!ときどき、地蔵堂の花立に造花を入れてくれる方がいる。百均で売っているようなものではなく、けっこう高そうな造花。今朝も、大きな花束が供えられていた。う~~~ん

 造花もそうだけど、灯明の代わりのろうそく型豆電球、先がポッと赤くなる電気線香まであります。ま、蝋燭や線香で火事が起きたりすることもあるし、花をいちいち替えるのは経費の面でも手間の面でも大変ではあります。でもなぁ・・・・こういうのって仏様は喜ぶんだろうか?形式だけ整える必要がどこにあるんだろう。花が買えないなら、花無しでもいいし、その時々に庭に咲いてる花でもいいんじゃないか?造花を供える意味あるかなぁ・・・お供えの食べ物にしても、缶詰とかお供えするのはどうなの?生野菜でも缶詰でも、仏様が実際に食べるわけじゃないし・・・う~~ん・・・要は「お供えする」という気持ちが大事だから、造花でもいいのか???

 どなたかがお供えしてくださったのだから、無碍に捨てるわけにはいかないけど困ったなぁ。

 お寺にはいつからあるのかわからないけど、大きなタヌキの置物とか、鶴と亀とか謎の置物がいくつかある。先代さまか、先先代さまのころに寄付してくださった方があるのだと思う。自分の気持ちに合わないからといって捨てるわけにもいかないし・・・・ま、先代さまの一周忌が終わったら、少しずつ片付けさせていただこうかなぁ。

 ものがなくなるのも困るけど、増えるのも困るとおろおろした一日でした。

・今日の写真はカナディアンロッキーで見かけた野草。やっぱり生きている花いいなぁ