慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

体を大切に・・・今日は関節が悲鳴

 

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昨夜は熱のせいか良く眠れず、夜中に何度も目が覚めました。今朝は熱は大分ひいたようですが、体の節々がいたい。手の指まで痛いのです。

 こんな風に体調が良くないときは、普段は忘れている自分の体へのいたわりや感謝を思い出します。半世紀以上にわたって、私を支えてくれている内臓、筋肉、血液・・・そのすべてが調和をとって動いてくれているからこそ、私が動けるのですね。

 人は自分が持っているものにはあまり注意を払わないのに、自分が得ることができなかったものは「ああ欲しい。あれが自分のものにならないのは悔しい」と心を自分で苦しめています。仏教では、まず自分に与えられたものをしっかり認識し、大切に扱い、もし壊れたり不調になったら十分に手当をするように教えられています。自分の体もその一つですね。背が低い、容姿が今一つ、もう少し集中力が欲しい...

などなど、自分が得られなかったものはいくつでもあげられるのに、自分が与えられたものは結構ないがしろにしていますね。

 今日は関節が痛いので、ようやくこの重たい体重に耐えて、毎日関節が動いてくれていたことに改めて気が付きました。この体はお念仏を称え、阿弥陀様に感謝の行動をするという大切な役割を支えてくれるものです。感謝をこめて大切にしなければいけませんね。

 まずは少し(かなり)体重を落として、ひざの関節を楽にしてあげなければ・・・・

・今日の写真はガンジス川で神に捧げるための蝋燭と花びらです。夜明けとともに祈りをささげる人々が灯りをともし、川に流します。