慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

次回の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は2月21日(土)です。

 

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 おぼつかないながら皆さまと一緒に仏教の基礎を改めて学び直そうと始めた「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」も今月で四回目になります。寒い本堂でらお話しを聞いていただくのは大変申し訳ありませんが、毎回たくさんの方々にお集まりいただき、私もしっかり準備しなければ!と自戒しています。

 二月は来週の土曜日、21日の午前10時より催します。テーマは「心が苦しいのはなぜ?」

 仏教では生きていくことは苦に満ちていると見ます。「四苦八苦する」という言葉も実は仏教からきている言葉です。しかし、仏教はけしてネガティブな宗教ではありません。「苦に満ちている」と現実をしっかり見つめることで、「なぜ苦しいのか?」と原因を明らかにし、「どうすれば良いのか?」と積極的に解決の方向を探します。そして、阿弥陀如来に願われている自分を知ることで喜びに満ちた暮らしを生きることができるようになるのです。

 「なぜ心が苦しいのか?」という問いは、仏教の出発点です。ご一緒に考えてみましょう。

 どなたでも歓迎いたします。ぜひご参加ください。

 本堂は冷えますので、暖かい服装でおいでください。ホカロンやひざかけはご用意いたします。

・今日の写真はウズベキスタンの博物館で見たガラスのポットです。私はとてもがさつな人間なので、こんな繊細な食器を使うのは苦手ですが、眺めるのは大好き。どんな人の手から手へと伝えられ、この茶器の周辺でどんな話が交わされたのか想像すると楽しくなります。