慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、10月29日(日曜)10時より行います。テーマは「末法の時代に生きる」です。どなたでもお気軽にご参加ください。

介護は家族だけの問題でしょうか?

 

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先ほどのニュースで母親の介護を放棄して死亡させたとして息子が逮捕されたという報道がありました。今朝は要介護の老人を拘束器具を使って長時間ベッドにしばりつけていたという報道もありました。

 カナダでは、日本より平均給与が低く、税率も高いですから、都市部では夫婦で共働きの人がほとんどです。ですから親との同居もめったになく、「介護は家族で」という発想自体がありません。シニアの人たちもギリギリまで自立した生活を望んでいて、それをサポートするお弁当配達などのシステムも比較的整っています。

 三世代、四世代での同居ができるなら、それは幸せだとは思います。しかし、その「幸せ」がお嫁さんへの過重な負担や、無理やり会社を辞めさせられた娘の肩にのしかかってしまうのでは本当の「幸せ」ではないでしょう。また、「大切にされる」ことと、人が尊厳を持って「自立」できることのバランスも大切です。

 介護関連では人手不足とのことです。まず給与の引き上げと待遇の改善が必要でしょう。身体的に精神的にも過酷な仕事ですから、手厚い待遇は当然だと思います。厚遇すれば人材も確保しやすくなるでしょうし、人材の質も上がるのではないでしょうか。

 また、人は何歳になっても「役に立っている」ということが大切だと思います。僧侶の多くが年を取っても元気でいられるのは、そのせいもあるのでは?

 もし、自分の家の中で「役に立てる場所がない」と感じる方がいたら、どうぞお寺においでください!お寺にはたくさんお手伝いいただけることがありますよぉ!!私とお茶を飲みながら、地域の昔話を聞かせてくださるのも大歓迎です!

・今日の写真は、私がカナダで住んでいたところの近くに咲いていたスカンクキャベッジ。水芭蕉の一種のようですが、でかい!