慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

10月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、10月29日(日曜)10時より行います。テーマは「末法の時代に生きる」です。どなたでもお気軽にご参加ください。

自分の声で話さないのは何故??

 

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今日はご近所の歯医者さんへ行きました。去年からチェックをさぼっていたら、二本も虫歯が見つかってしまったのです。トホホ・・・というのはこういうときに使うのですね。

 ところで、この歯医者さんはとても繁盛していて、治療のスペースだけで7つもあります。歯科医師は二人ですが、そのほかに何人もの助手(?)、歯科衛生士、看護婦らしき方々が働いています。それぞれのスペースには仕切りがないので、色々な人の声が聞こえてきました。そこフッと気が付いたのですが、なんだか若い女性たちの声が変なのです。妙に鼻にかかったような甲高い声・・・昔流行った言葉でいうと「ぶりっ子」みたいな話し方なのです(タレントでいうとローラという人みたいな声。あ、ローラよりももっとハイピッチかも?)です。さらに、過剰なまでの丁寧語(のようなもの)を使うのにも非常に違和感を感じました。

 「お椅子を倒させていただきますねぇ・・・お口をおすすぎいただけますか?・・・もう少しお口を大きくお開けになっていただけませんか?」などなど、すっきりと「もう少し、口を大きくあけてください」ではだめなのでしょうか?

丁寧語や敬語を使うとき、声のトーンが上がって、不自然に「可愛い」声になになるようです。なんででしょう??

 歯医者さんの女性は声もやや低い地声。話し方も「口をゆすいでください」とシンプルですが、十分丁寧な話し方。医師は「地位が上」だから、可愛くしなくても良いし、声も地声で良いということでしょうか?

 ぶりっ子声の女性たちは、もう普段からあのトーンの声で、自分の地声も忘れてしまったのかもしれませんが・・・・

 私は可愛い、か弱いってことをアッピールしたいのでしょうか?私も油断していると声がハイピッチになっちゃいそうです。

 仏教では心も体も本当の意味で「自然体」になることを重視します。偽物の声はマスクをかぶって現実から逃げていることになるのかもしれません。

 

・今日の写真はデンバー美術館に収蔵されている、先住民の工芸作品です。