慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

校長先生、もう少し笑ってください

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 ここ数日、四月からの人事異動のお知らせが新聞の折り込みに入ってきます。名古屋市内の公立学校や幼稚園の校長、園長先生たちが顔写真付きで紹介されていました。でも、その顔が・・・・う~ん・・・怖い、というかつまらなそう。校長になったのが不満なのか?と一瞬思ってしまうほど。

 日本では証明書用の写真は笑顔はだめらしい(本当なのでしょうか?)ので、公告用の写真も“真面目”な不機嫌顔が良いとされているのでしょう。でもこの写真を見て、子供たちはどう思うかなあ。親御さんたちも、「信頼できる!」って思うのでしょうか?

 坊主頭の私に言われたくないかもしれませんが、ヘアスタイルもほとんどの人が似合ってない・・・と、私には感じられました。派手と言われないように・・・を最優先のヘアスタイル、洋服選びなのかしら?

 あ、一人だけ柔らかな、とても素敵な微笑を浮かべている幼稚園の園長さんがいらっしゃいました。服装もお似合い。この方は自分のことを良く知っている・・・という印象をうけますね。

 仏教では、穏やかな表情を相手に向けることを「和顔」(わげん)といって布施行の一つに数えています。歯をむき出しにして大げさに笑う必要なないでしょうが、優しい笑顔が自然に出てくるような暮らしをしたいものです。

 ところで、カナダの小学校では、毎朝校長先生が校門の前に立ち、「ジョン、おはよう!」というように、子供たち一人一人の名前を呼んで迎えるところが多いのです。ま、名古屋に比べると生徒数も少ないし、子供の名前のバラエティも少ないからできるのかも?もちろん、校長先生はニッコリと笑顔です。

 

・今日の写真はカナダのビクトリアの街灯に飾られるフラワーバスケットです。後ろに見えるお城のような建物はエムプレスホテルです。