慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

9月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は9月24日日曜10時より行います。テーマは「彼岸へ至る道の歩み方」です。どなたでもお気軽にご参加ください。

筍とわらび到来!

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 今日は「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」を開きました。「一神教と仏教」という大きなテーマでしたから、私にとってはかなり無謀な挑戦でした。30名ほどの方がいらしてくださり、初めての方も数人・・・・でも、やはり短い間に要領よくお話しするのは難しく、今、あれも話せば良かった、このことを言い忘れたと大反省中です。

 それをなぐさめてくれるかのように、Eさんが出始めたばかりの筍とわらびを持って来てくださいました。昨日、お嬢さんに誘われて蕨採りに行かれたのだそうです。坊主は人を羨ましがってはいけないのですが・・・(坊主でなくても羨む心は苦しか生みませんが)・・・これはうらやましいなぁ。中年になってから、自分のパートナーと一緒にちょっと日常とは違うことをするのはいいですね。夫と一緒に蕨採りなんかベストじゃないですか。日常とちょっと違うというのは、買い物とか食事とかではなく、ひとひねりを二人で考えるところがいいのです。Eさんご夫婦はこのごろ知多半島の八十八カ所巡礼も始めたそうです・・・

 蕨は私が住んでいたカナダの太平洋沿岸部にもたくさん生えてきます。蕨が採れるようなところはたいてい州立公園になっています。こうした公園の中ではたとえ野草でも採取は法律違反・・・しかし、日系人や仕事で滞在している日本人などが春になると蕨採りに出かけます。私も大張り切りでした。しかし!誰かが一斉に蕨を採るということが、どうやら公園管理局にばれたらしく、ちょうど採りどきになると管理官が見回りにくるようになってしまいました・・・・いや、管理官が見回ろうがどうしようが、公園内のものは石ころ一つ持ち帰ってはいけないのですが。

 仏教では盗みをきびしく戒めています。物だけではなく、人の大切な時間を無駄にさせたり、人の思いを無駄にさせることも「盗み」です。誰も見ていなくても、見つからなくても、「盗む」という事実が消えることはありません。

 Eさんの蕨は私有地に生えていたもので、彼女がお金を払って採ってきてくださったものです。正々堂々とした(?!)蕨はほんのりにがくて春らしいお味でした。

・今日の写真はロッキー山脈のすそ野の町でみた花の寄せ植えです。