慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

おいしいお米成長中!

☆今日の「お釈迦さまのお言葉」

未来にこだわらず

過去を嘆かず

[現在も]感覚器官の対象に執着しない人は

偏見に陥ることがない

『スッタニパータ』より

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慈雲寺のある桶狭間は名古屋の市内ですが、あちこちに広い農地が残っています。ほとんどは畑ですが、ところどころにブドウや梨の果樹園や田んぼも広がっています。

今、田んぼでは新しく植えられたお米の苗がすくすくと育ち始めています。

 日本に戻ってきて嬉しいことの一つに「お米がおいしい!」ということがあります。カナダでも日本と同じような短粒種のお米は入手できますが、ほとんどがカリフォルニア米です。日本のコシヒカリカリフォルニアで育てたものなども送られてきますが、やはり日本のお米とは比較になりません。カナダで暮らしているうちは、選択肢が限られていますから、「日本のお米」を恋しがってもあまり意味がありませんから、だんだん「けっこうカリフォルニア米もおいしい」なんて思うようになりました。

 しかし(!)日本に戻ってきたら・・・あああ・・・今までかなり哀しい「お米生活」を送っていたのだなぁと思ってしまいました。カナダで入手できる電気釜も限られていたのでしょう・・・・

 いや、いただける食事に不服を言うのは僧侶としては恥ずかしいことですね。どんな食べ物も仏様からのお下がりですから・・・・

 お下がりと言えば、昨日、超特急でお供えからおろした淡竹。下ゆでして水にさらし、今日はそれを使って今シーズン最後のたけのこご飯を作りました。おいしい!って夢中で食べ始めてしまい、最初の一盛りを阿弥陀様にお供えするのを忘れてしまいました・・・・・

●今日の写真は、昨年北京へ行ったときに見たバラの花です。誰も手入れしていないような感じだったのですが、花はけなげに咲いていました。