慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

増谷先生のご著作大量到来!嬉しい・・・・

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昨日、小雨の中をたくさんの本を持ってKさんがおいで下さいました。「もう歳をとって本を読むのが辛くなったからあげるよ・・・」とのことでした。

 ご尊父の時代から長年集めた宗教関係の本がずらり。禅宗関係の本が多かったのですが、その中に『増谷文雄著作集』の全巻揃っていました。とても、とても嬉しい!

増谷先生のご子息とは大学院時代の同級生。そのご縁もあって、以前から先生の研究をまとめて読んでみたいと思っていたのですが・・・・例によって怠け者の私はなかなか本を集めることができませんでした。

 慈雲寺に赴任していらい、私は他の多くのお寺のご住職方にくらべて「時間」にたっぷり恵まれています。それなのに、その宝物である時間を無駄に使うばかり・・・とても恥ずかしいことです。増谷先生のご著作は「時間を無駄にしないでサッサと勉強しろ!」という阿弥陀様の叱咤激励かもしれません。

 このブログで『スッタニパータ』の新しい現代語訳を少しご紹介しましたが、今回増谷先生の訳&解説のついた『阿含経典』全四巻も到来しましたので、また少しずつご紹介していきましょう。

 なんだか嬉しくて、ちょっと踊りたくなるほどでした。あ、これが欣喜雀躍ってことですね。

 Kさん、本当にありがとうございます。

 もし、処分を考えている本、特に仏教や宗教関係の本がありましたら、慈雲寺にご喜捨いただければ有難く存じます。みなさんが自由に読んだり、持って行ったり、交換したりできる「慈雲寺文庫」を作りたいと思っています。

●今日の写真はウズベキスタンで見た町の路地風景です。