慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

月参りは楽しい!

f:id:jiunji:20150801200908j:plain

8月がスタートしました。月始めはお月参りが続きます。慈雲寺の先代様は毎日お参りに行っていたそうです。慈雲寺にお墓を持っている方のお宅ばかりだけではなく、近隣の別の宗派のお寺の檀家さんにも月参りを頼まれていたのです。しかし、お体が弱られてからは、月参りも停止していました。私に代替わりしてから、少しずつ月参りを頼んでくださるかたが増えてきました。

 お月参りに呼んでくださるということは、ご先祖を供養しようという施主様の深いお気持ちの表れであることはもちろんのことですが、長期間にわたって慈雲寺をサポートしてくださるというお気持ちの表れでもあるでしょう。とてもありがたいと心から感謝しています。

 それ以上にありがたいのは、月参りは直接皆さんとお話しする機会でもあるからです。読経が終わり、お茶をいただきながら、ゆったりと施主様とお話しできるのは、私にとって良き勉強の機会であり、施主様とのご縁を深める良い機会でもあります。そして何より楽しい!

 慈雲寺にご縁を結んでくださる方とお話しできる機会は大切にしたいものです。今日のお月参りから戻ると、本堂の縁側で休憩している方がいました。お墓参りにいらした方が、本堂にもお参りしてくださり、麦茶に気が付いて一休みして下さったのでしょう。これも嬉しいことですね。麦茶は毎日冷えたのを用意していますので、みなさまどうぞご遠慮なく召し上がってください。水気だけでは熱中症の予防にはならないと聞いたので、明日は塩飴を買いに行こうと思っています。

●今日の写真はマイアミの海岸です。きれいな蘭のフラワーバスケットが飾られていました。