慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

おかげさまで、教階試験に合格しました!!

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 先週、慈雲寺が属する西山浄土宗の総本山光明寺で「教階審査」というものがありました。10月24日の記事にも書きましたが、これは僧侶の中で説教師の道を選んだ人たちに与えられる試験のことです。

 私は9年前に一番し下の「補教」という資格をいただきましたが、今回は一つ上の「準讃教」という段階を目指しました。補教は、各地域の布教師養成所で最低一年講習を受ければ、推薦していただけます。推薦をいただければ、そのまま補教に任命されるのです。

 準讃教は、養成所でさらに研鑽し、各地のお寺で実際にお説教や法話をするという経験を最低五年積むと、推薦がいただけます。今度は推薦だけではだめで、実際に本山で試験官と信者の方々の前で実演をしなければなりません。

 説教の内容はもちろん、話の展開の仕方、声の出し方、そして説教をする際のお作法などが細かくチェックされるのです・・・・ううううう・・・・お作法はスムーズにはできなかったし、お話しの展開も反省点山盛り。受かるかどうか、とても心配でした。

 しかし!昨夜、とうとう「合格とします。」というお知らせをいただきました!!うれしい!お説教の内容が宗門の教義に沿っているか、一般の方にもわかりやすいかなど、たくさんの方々からアドバイスをいただいたおかげだと思います。

 試験と名の付くものは久しぶり。やはり、緊張して勉強するし、合格した時のうれしさも格別です。これをきっかけに他の分野の試験も目指してみようかという気になっているところです。

 いや、気を散らさずに説教師としての次の段階「讃教」を目指して研鑽すべきでしょうか?今度は論文審査と実演があります。前回も今回もこのレベルの合格者はいませんでした。5年後に受験資格ができます。う~~ん、5年でたりるかなぁ?

◎今日の写真は南米のコロンビアで見た花です。ランのようですが、樹木でした。