慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

今月もたくさんの方においでいただきました。

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 今日は三連休の中日だったので、何人の方がいらして下さるかなぁと思っていましたが、30人以上の方々が集まってくださいました。みんなで短いお経をいっしょにとなえるのはとても嬉しいことです。

 今回は「仏教がこころというものをどう見ているか」というテーマでした。唯識などのお話しをするには、私の理解が浅すぎるし、自分がきちんと理解していないことを人に伝えるのは難しいことです。毎回、準備をするのが私自身にとっての勉強。毎回、ああああ十分な準備ができなかったと反省しています。

 でも、教えを伝えるのは僧侶の大切な役目。なんとかもっとしっかり準備したいものと思い、お説教に関する本を集め始めました。先日、amazonの通販を見ていて、『お坊さんなら知っておきたい 説教入門』という本を購入しました。数日前に届いていたのですが、今、開けてみました。なぜか封筒からフンワリと良い香り。お線香の香りのようです。どこかのお寺の僧侶の方が、この本で説法の勉強をなさったのでしょうか?なぜ、もうこの本を売ってしまったのでしょう?いろいろ想像して不思議な気持ちになりました。

 今夜はゆっくりと、この本を読んでみたいと思います。

◎今日の写真は、バンクーバーの秋景色です。カナダ西部には、あまり楓の木はないのですが、この住宅街の楓並木は毎年きれいに紅葉します。