慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」(12月13日10時より)のテーマは「大乗仏教の歴史入門」です。

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 今日の名古屋は初雪・・・・ではありません。この写真は去年の一月に撮影したものです。慈雲寺の境内がうっすら雪化粧。今年は年末のうちに雪が降るでしょうか?今朝は寒いけれど、きれいな青空です。

 さて、今月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」のテーマは「大乗仏教の歴史入門」です。インドから始まり、中央アジアチベット、中国を経て日本に伝えられら仏教の流れをもう一度おさらいしてみましょう。

 大乗仏教とはそもそも何か。いつ、どのような契機で始まり、どう伝えられ発展してきたかには、まだ研究が進んでいないことが多く、簡単にお話しするのは難しそうです。しかし、「生きとし生けるもの全ての救いを願う」ダイナミックな教えがいかにして生まれ、さまざまな発展をつづけて、壮大なスケールの仏教になっていったかを少しお話ししてみたいと思います。

 キリスト教でも他の多くの宗教でも、時代を経ることによって、その教えの説きかたや儀式などさまざまな面で変化を遂げていきます。仏教も同じです。「大乗」という言葉が文献に現れてくるのは、お釈迦さまが初めて教えを説かれてから約4~500年を経てからのことですが、お釈迦さまがお説きになった教えの「本質」は変わったでしょうか?

 自分自身の救いを求めるだけでなく、他のすべての人々悟りに導く「大きな乗りもの」である菩薩の道、大乗仏教により親しみを持っていただけるようにお話ししたいと思います。

 慈雲寺には小さな駐車場しかありません。申し訳ありませんが、公共交通機関をご利用くださいませ。アクセスについては、このサイトの左欄にある「サイト内検索」で「アクセス」と検索していただくと詳しい説明があります。