慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

松葉の上に松ぼっくりがちょこんと並んでいました。(慈雲寺へのアクセス)

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 一昨日の強風と昨日の雨で松葉が境内いっぱいに落ちていました。墓地の入口にある一番大きな松が盛大に振りまいてくれたようです。あまりたくさん落ちていたので、どなたかが掃いてくださったようで、こんもりとした松葉の小山ができていました。その上に松ぼっくりがちょこんと並べられていました。誰か子供でも欲しい人がいると思ったのでしょうか?見るに見かねて(?)落ち葉掃きをしてくださった方の思いやりに深く感謝します。その方の優しさが並んだ松ぼっくりから感じられます・・・

 明日(13日)は「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」の日です。毎月、講座の前日になるとご近所のEさんと本堂のお掃除をします。Eさんとお話ししながらお掃除するのはとても楽しみです。今日は、境内の落ち葉を見かねて、外のお掃除もしてくださいました。慈雲寺は「見るにみかねて」がちょっと多すぎるかも?日頃からセッセとお掃除していない私がいけないのですが・・・・

 さて、先週から「講座を聴きたいのですが・・・」というお電話を何本かいただきました。「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、尼僧“と”学ぶというところがポイントです。講座というほど深い内容のお話しは私にはできませんが、仏教に興味を持っていただくきっかけとなればと毎月続けています。

 また、お釈迦さまの高弟をたじたじとさせたほど深く仏教を理解していた維摩居士のように、僧侶より深く仏教を学んでいる方はたくさんいると思います。そういう方に教えていただき、共に学んでいきたいという気持ちです。

 私はカナダの大学院で比較宗教学を勉強しました。修士論文のテーマは「終末論」。世界のさまざまな宗教が「世の終わり」というものをどうとらえているのかに注目しました。仏教関連では弥勒信仰に興味がありました。とは言っても、おもいきり怠け者の学生でしたから、「勉強しました」と書くのは我ながら恥ずかしいです。

 慈雲寺は法然源空上人(法然上人)を宗祖とし、その高弟だった善慧房證空上人を流祖とする西山浄土宗のお寺ですので、お念仏の信仰のお話しがしばしば出てきますが、宗派にかかわらず、どなたでもお気軽においでください。予約などもいりません。

 でも、慈雲寺の本堂には十分な暖房設備がありませんので、温かな服装でおこしください。

 

☆慈雲寺へのアクセス

慈雲寺には駐車場が少ししかありません。ぜひ公共交通をご利用くださいませ。

もし、駐車場がいっぱいの場合は名四国道の有松インターを降りてすぐのところに、ニトリやフィールズなどのある有松ジャンボリー・ショッピングセンターがありますので、そこに駐車することも可能です。ショッピングセンターから慈雲寺までは徒歩約5分です。

◎公共交通でのアクセス

名鉄有松駅前から、「有松12番 有松町口無池行き 地蔵池経由」(日曜の9時台は07分と36分発)に乗り、郷前の停留所でお降りください。そのまま道なりに進むと郷前の交差点に出ます。角に鍼灸院があり、その右手の細い坂道を上がると慈雲寺の屋根が見えてきます。

 なお、「みどり巡回バス 地蔵池経由」も郷前に停まります。これは有松駅9時18分発です。

  また、時間はかかりますが、地下鉄の鳴子駅から出ている「鳴子13番」のバスも郷前に停まります。

 ●栄のバスターミナルからは森の里団地行きのバスが一時間に一本出ています。この場合は、郷前の停留所から道を戻って郷前の交差点に行ってください

 

◎今日の写真は、カナダの沿岸部セーリッシュ族の人々の岩絵(レプリカ)です。真ん中の謎の人物(?)は宇宙人か?!私は北米各地にある、こうした岩絵が大好きです。アリゾナやニューメキシコなどに特にたくさん残されています。