慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

子供たちが庭掃きを手伝ってくれました。嬉しい!

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 一昨日、Aさんが庭木の剪定をしてくださいました。何の手入れもせずにボーボーにしていたのを見かねて助けてくださったのです。私がいたらないので、慈雲寺に関しては「見るに見かねて」たくさんの方々が手を貸してくださいます。それに甘えてばかりはいけないのですが・・・・

 剪定の後には切り落とされた葉がたくさん落ちていました。「今朝はこれを片付けるの。」と英語の朝起き会に来てくれている子供たちに、何の気なしにつぶやいたら、N君が「僕たち手伝いますよ!」と大声で言ってくれました。

 N君は夏休みの英語教室にも来てくれて、二学期になってからも友達を連れて、時々本堂で宿題をやっていたりします。英語教室のときは、仲良しの子とふざけたりして、時々私にしかられるいたずらっ子ですが、親御さんに愛されて育っているのが良くわかる良い子です。

 5人の子供たちが地面に落ちた葉を熊手で集めてくれます。どうやら熊手を使うのは初めて(?)のようで、おもしろがってドンドン進めていきます。小学校低学年の小柄な子も長い柄の熊手と格闘しています。アっという間に終了。

 こんな風に手伝ってくれると私は大喜び!子供たちも楽しんでくれたようです。

 布施は仏教徒にとって大切な修行のひとつ。金銭を喜捨するのも、もちろん大切な布施行ですが、子供たちのように、自分の手足や時間を使ってほかの人のためになることをするのも「身施」という立派な布施なのです。身施の体験が心地よいものだと、子供たちが知ってくれれば、お寺での英語教室は成功と言えるのでは?

  あ、自分に都合の良いこと言い過ぎたかな?

  今日は、お墓の松葉も掃いてくださった方がいて、慌ててご一緒にお掃除させていただきました。本当にありがとうございます。

◎今日の写真は、カナダのバンクーバーで見た、アールデコ風のデザインの柵です。カナダはアメリカには、アールデコは大流行した1920年代~30年代の建物がたくさん残されています。特にバンクーバーは隠れた名所と言われています。