慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

今年も一年、本当にありがとうございました。

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 先ほどKさんが、両手で抱えきれないほどたくさんの松や花を持って来てくださいました。おかげさまで、境内のあちこち、庫裏の各部屋にたくさんのお花を贅沢に生けることができます。寒い風も気にならないくらい、一挙に心が温かくなりました。

 Kさんを始め、今年一年、たくさんの方が慈雲寺を大切にしてくださり、新米庵主の私を助けてくださいました。

 いつも境内をきれいにし、僧侶としての徳も高かった先代の凖眞尼が、突然ご遷化なされてから、あと数か月で丸二年になります。先代様に教えを受ける機会を自らのわがままで逃してしまった私にとっては、この二年はこのブログのタイトルそのまま、オロオロとするばかりの日々でした。

 しかし、毎月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」にたくさんの方がおいでくださり、このブログを読んでくださるかたも少しずつ増えています。「ブログを読んでいますよ、」と時々声をかけていただくと、恥ずかしいけれども、なんだか嬉しくなりますね。また、掃除や庭木の手入れが行き届かないのを助けてくださる方もたくさんいらっしゃいます。もちろん、その方々に甘えてばかりではいけないのですが・・・・

 本当にありがとうございます。来年もみなさまの心の安らぎにお役にたてる慈雲寺であるように、努力してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 大晦日の今日は、深夜11時45分からすぎゆく年を思い、新たな年の決意と感謝を仏様に捧げる修正会という短い法要を行います。たくさんの方がお参りに行く神社などでの初詣も良いものですが、慈雲寺のような小さなお寺で静かに新年を迎えるのも心に残る体験になるのではないでしょうか?どなたでもお参りいただけます。

 法要の後も、山門と本堂を開けておきますので、どうぞごゆっくりお参りください。写経で新年をスタートするのはいかがですか?手ぶらで写経のできるご用意もいたします。

 ただし、慈雲寺の本堂は十分な暖房がありませんので、暖かい服装でおいでください。本堂の中でもコートを着たままでも結構です。

 では、みなさまどうぞ良いお年を!!

◎今日の写真は、慈雲寺の属する浄土宗西山派西山浄土宗)の総本山、光明寺にある石庭、信楽庭です。