慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

7月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は7月23日の10時より行います。テーマは「お盆の意義と作法」です。どなたでもお気軽にご参加くださいませ。

年頭に「誓い」について考えてみましょう

明けましておめでとうございます。

先ほど、年頭の法要、修正会を終えて、今年最初のブログ更新です。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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 さて、年が改まると、「今年こそ!」と決意を新たにする方も多いことでしょう。何かを「誓う」という方もいることでしょう、

 仏教や神道を始め、世界のさまざまな宗教で、この「誓い」はとても大切なものと考えられています。「神に誓う」ということは、もしこの誓いを破れば神からの罰を受けるのが当然のこととして考えられるでしょう。

 神や仏に誓うのではなく、「自らに誓う」というのもありますね。いったん誓いをたてならば、なんとしても誓いを成就しなければいけません。そうすることで、大きなパワーが生まれると、さまざまな宗教は文化で信じられています。

 誓いは大きなものとは限りません。小さなものでも、誓いを貫き通す、実行することで神仏の加護を得たり、願いが叶ったりすると信じられているのです。

 たとえば、日本では、何か願いごとをするときに「茶断ち」のような、「何かを断つ誓い」をすることが有効だと考えられてきました。お茶を飲まないと誓うのは、それほど難しいものではないかもしれませんが、その誓いを守る、実行することでパワーが生まれると信じられているのです。もちろん、より難しい誓いは、実行も困難ですから、より願いが実現する可能性が高くなるのですが・・・・実行できない誓いより、簡単に見えても実行し続けられる誓いの方が意味があるのです。

 

 法蔵菩薩は「すべての人を救うことができるまで仏にはならない」と誓われて、その誓いの実現に必要な修行と懺悔を長大な時をかけて全て実行しました。そして今、阿弥陀仏となって私たちに手を差し伸べていらっしゃるのです。

 新しい年にあたって、あなたは何を誓われましたか?

 私も一つ、誓いを立てました。じっくりと誓いを実行していきたいと思っています。あ、「誓い」は思うだけではだめで、「行為」が大切なのですが・・・・

◎今日の写真は慈雲寺の境内です。修正会のときは、境内に蝋燭の灯りを灯してみました。あ・・・写真を撮るのを忘れた!