慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

花の活け替えは楽しい!

f:id:jiunji:20160110201812j:plain

 植木の手入れもろくにしないのに、境内の花が次々と咲き始めました。私の大好きな蝋梅も去年より数週間早く開花しました。蝋梅は香が良くて、半透明の花びらもきれい・・・

 今日は境内の仏前やお堂、石塔などの花を活け替えました。冬の間は花が長持ちするのでありがたいです。境内の全ての花を活け替えるとなると、30束以上必要なので、正直言うと貧乏寺としてはちょっとつらいところなのです。

 昨年末、Nさんが両手で抱えきれないほど花を持って来てくださったので、今月は大助かり。松や万両などものたくさんいただいたので、孟宗竹を花瓶にしてお正月らしく飾り付けもできました。やはり、お寺が花でいっぱいなのは良いですね。今日、弱っている花を活け替えたら、今月中旬いっぱいもちそうです。

 慈雲寺の庫裏の裏には少し開いている土地があります。私が着任するまで、ご近所の方が野菜を作っていた場所です。「ここでお寺で使う花を育てよう!」と大張り切りの私だったのですが、サボテンを育てる以外ろくなガーデニングもしたことのない私は土起こしの段階から挫折。ものすごい勢いで生える雑草にも敗退して・・・・情けないことになりました。今年こそ、仏様へ私が育てた花をお供えしたいとひそかに決意しています。

 菊の花の香りが境内にほんのり広がっています。

◎今日の写真は、去年の二月初めに撮った慈雲寺の蝋梅です。今年はずいぶん早く開花したことになりますね。