慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

仲良し三人組が慈雲寺を訪ねてくださいました。

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 今日は朝からあまりやる気がなくて、ボンヤリしていたのですが、お昼少し前になって中年の女性がお友達と誘い合わせて訪ねてくださいました。

 どうやら結婚前に同じ職場で働いていたお友達のようです。その中の一人が、先月新聞に書いた私のエッセイを読んでくださって、お友達を誘って慈雲寺に来てくださったのです。新聞に記事が出てから、ときどきお電話やこうして訪ねて来てくださる方がいらっしゃるようになりました。特に50代から60代の方々は親を見送り、いよいよお墓や仏壇を受け継ぐ立場になった方が多いように思います。いろいろ不安や疑問なことがあっても、なかなか人に聞けないようなことがあるのですね。「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」でも、今年はお墓や法事などについてのお話しもテーマに取り上げたいと思っています。

 以前からお話ししているように、慈雲寺はご先祖のご供養だけでなく、生きている皆さんが心安らかに暮らせるお手伝いが大事な役割と考えています。ですから、本堂の扉が開いているときは、いつでもご自由に本堂に上がってください。阿弥陀様とゆっくり向かい合ってお念仏をしてくださるのもいいし、手ぶらでいらしても写経ができる用意もあります。温かなお茶とお菓子もありますので、一服なさってください。

 ただ、慈雲寺の本堂には十分な暖房がありませんから、どうぞ上着はそのままで。

 また、今日のようにフラリとおいでになってくださる方も歓迎いたします。気軽に庫裏の玄関にお声掛けください。私はまだまだ僧侶として未熟ですから、すぐに答えは出ないかもしれませんが、じっくり「聴く耳」はもっています。多くの悩みは、人に話しているうちに、自分の考えがまとまり、自分で答えを探せるものだと思います。

 私はお月参りや本山での研修、通訳やライターの仕事などでお寺にいないこともありますので、事前にお電話いただければ幸いです。

慈雲寺の電話は052-621-4045です。

◎今日の写真は、カナダの西海岸のあちこちにあるフィヨルドの入り江です。1万年前に氷河が膨大な力で大地を削り取った跡なのです。