慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

懐かしい友からの便りで一日が始まる

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 慈雲寺への普通郵便の配達はなぜか夕方遅くなってからです。昨日は夕方少々バタバタしていたので、郵便受けをのぞくのを忘れていました。それで、今朝、新聞を取りに行くと、郵便受けの奥に葉書が一枚・・・・数十年前の友人からの便りでした。

 どうやら、このブログのおかげで私が慈雲寺に住むようになったのを知ってくれたようです。懐かしくて、うれしくて・・・・こんな風に一日が始まるのはとても良いなぁ。もう今日から夕方、郵便箱をのぞくのやめてしまおうかと思ったくらい。

 このブログは、たくさんの新しいご縁を作ってくれています。また、いったんは細く、細くなってしまったご縁をまた結び直してくれたりもするのですね。ありがたいことです。

 先日、お寺にいらしてくれたお友達三人組も仲の良い様子が、こちらまで幸せを感じさせてくれました。長い時間を経た「友達付き合い」は良いものですね。還暦を過ぎてから、友達こそが宝物だと改めて思っています。

 長い時間をかけて育む友情も大切なものですが、人は何歳になっても「出会い」があります。様々な形での「おつきあい」があるでしょうが、人との交流こそ、心を豊かにし、脳の働きも活発にしてくれます。出会いを大事にしていきたいものですね。

 慈雲寺もそうした「出会いの場」になれば良いと願っています。共に阿弥陀様のお慈悲を喜び、お寺でのんびり一緒に過ごしていただけるのが理想です。慈雲寺の属する浄土宗の西山派(西山浄土宗)の本山は、美しい楓の木々で有名です。青葉のころや紅葉のころに、皆さんとご一緒に本山へお参りできるといいなぁ・・・と思っています。一緒に旅ができる友は良いものですね。

◎今日の写真はウズベキスタン国立博物館で見た、六世紀の壁画です。象に襲いかかっているのは豹でしょうか?