慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

弘法大師のご正当日は、大師像の御身拭い供養をいたします。

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 慈雲寺の御本尊は阿弥陀如来ですが、脇壇には弘法大師さまの御像もお祀りしています。慈雲寺のある桶狭間は大師信仰の盛んな知多半島に隣接しています(名古屋市に編入されるまで、このあたりは知多郡に属していました)ので、宗派にかかわらずあちこちのお寺に大師堂があるのです。

 お大師さまのご正当日(祥月命日)は旧暦の三月二十一日です。新暦でみると今年は四月二十七日に当たりますので、慈雲寺でも小さな法要をしたいと思います。

 お大師さまの御像を壇から降ろし、きれいにお身拭いして差し上げたいと思います。慈雲寺のお大師さまは、他の大師堂ではあまり例のない若々しいお姿です。お大師さまが中国への留学をおえられ、日本に真言密教の教えを伝えようと張り切っていらしゃるときのお姿のように見えます。肌もつややかで目に若々しい光があります。

 もし、みなさんが今、体調のことで心配のあるのなら、ぜひお身拭いで御利益をいただいてください。

 ご正当の短い法要は四月二十七日の十時から行いますが、お身拭いは一日中していただけるようにご用意しました。手ぶらでおいでになっても、お身拭いしていただけるように用意しますが、柔らかな布とマスクを持参していただけるとありがたいです。

◎今日の写真は、カナダのバンクーバーにあるブリティッシュ・コロンビア大学の構内に咲いていたバラです。