慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

9月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は9月24日日曜10時より行います。テーマは「彼岸へ至る道の歩み方」です。どなたでもお気軽にご参加ください。

遅霜とサボテンの春

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 慈雲寺は名古屋市内にあり、周辺には大規模な団地や新たに開発された住宅街が広がっています。しかし、まだ農地もたくさん残っていて、梨やブドウなどの果樹を作っている農家もあります。

 5月に入って日差しが急に強くなってきて、もう春というより初夏。アッと言う間に蒸し暑い夏になっていくのかと、暑さに弱い私は少々ゲンナリしていました。そんな時、ご近所の方が「遅霜」の話をしているのを耳にしました。

 日中は25度を超える日が多くなっても、突然明け方に霜が降りるほど気温が下がることがあるのだそうです。農家にとっては、この遅霜は大敵。元気に花を咲かせた果樹が一挙に霜で取り返しのつかないダメージを受けてしまうことのあるそうです。

 ついこの前まで寒い、寒いと思っていたのに、今度は暑さに不満を感じる・・・そんなとき、空気を凍らせるほどの寒さが戻ってくる・・・なんだか人生そのもののような気がしますね。農業の技術にもハイテクがたくさん導入されていますが、やはり最終的には自然の気分(?)しだい。人の生き方も似たように予測不能な要素がたくさんありますね。準備は大切ですし、気を付けていれば避けられることはたくさんあるでしょうが、最終的には予測不能です。

 仏教では、過去のことは過ぎ去ったもので人はどうすることもできない。また未来のことはまだ起きていないことで不確定な要素が多すぎる。自分で何とかできるのは「今」だけだ。だから、「今、ここで」に集中せよと教えています。

 ここまで書いて、目の前の棚に目をやるとサボテンがいつのまにかグッと成長していました。冬の間はなんの変化もなかったのに、サボテンも冬眠から目覚めて、成長の時期に入ったのでしょうか?ご近所のEさんからいただいたときは、本当に小さな芽のようだったのに・・・大きな鉢に移してあげなければなりませんね。

◎今日の写真もカナダで見たバラです。バラも育ててみたいけれど、いろいろと手をかけなければいけないとか・・・・う~ん。とりあえず、今はサボテンに集中しましょう。