2010年にバンクーバーで冬季オリンピック・パラリンピックが開催されたとき、通訳や選手の家族のお世話などでお手伝いさせていただきました。
それがきっかけになって、日本に戻ってからもパラリンピック関連の海外遠征や、レフリーの国際ワークショップの通訳などを少しずつお手伝いさせていただけるようになりました。
ゴールボールや水泳などで、ご縁のあった選手の方々が今回のリオ・パラリンピックに出場しています。どの分野でも、世界的なレベルに達している人たちからは、学ばせていただけることがたくさんあります。
とりわけ、自分の中で「障碍者」とか「障碍者スポーツ」というものをどうとらえていくかという面で考えることがまだまだ不十分。まだ、しっかり消化しきれていないのです・・・・
例えば、私は最初「障害というマイナス状況を必死に努力して克服した人たち」が懸命に戦う姿に感動する・・・その方たちを「手助けする自分」というとても浅薄な発想だったと思います。とても浅慮が恥ずかしい!
結局、通訳という自分の能力を高めること(試合中の抗議を通訳したりすることもあるので、ルールを熟知しておくことなど)と、選手たちが本当に必要としているサポートは何なのかをしっかり観察して実行することが、私にとっての「がんばれニッポン、パラリンピック選手!」という応援なのだと思っています。
リオのパラリンピックによって、障碍者スポーツにより多くの人が関心を持ってくれることを祈っています。ゴールボールやボッチャなど、パラリンピック独自の競技は、見るスポーツとしてのとても面白いくエキサイティングです。
◎今日の写真はカナダ西海岸の離島にある湿地帯です。ふかふかの苔がとてもきれいでした。