慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

「シン・ゴジラ」にすっかりエネルギーを吸い取られました!

 今日は一日、何も法務の予定がなかったので、友人と大高のイオンモールに映画を見に行きました。「シン・ゴジラ」です。

 実は私の大好きな俳優が二人出ていたので、それだけでも楽しみだったのですが、まったく予想外の面白さでした。まだ見ていない方もいらっしゃるでしょうから、ストーリーやエンディングには触れませんが、今、日本がまさに直面している様々な問題がゴジラに象徴されているようなストーリーでした。それに取り組む、若き官僚や政治家もなかなか面白い。

 ゴジラがなぜ生まれてきたのかという説明も、今までのゴジラ映画の中では一番すっきりまとまっていました。でも、「ゴジラの接近に逃げ惑う民衆」は全然迫力無し。

皆が避難している場面なのに、3人組の女子高生が思い切りのんびり歩いていたり、地下鉄の駅に誘導されているのに、誰一人「地下に押し込められるなんてまっぴら!」という態度とらないし、大渋滞になっているのに決まっている状況なのに、政府の対策委員の主要メンバーが車で移動しようとしたり・・・なんか「人間の移動」という面ではかなりお粗末。

 ゴジラのCGに予算の大半を使ってしまったんだろうなぁ・・・という感じでした。

それにしても、東京タワーもスカイツリーもつぶされないゴジラ映画は初めて?全然姿も見えなかった。一方、JRは東京駅がボロボロにされるのに文句言わなかったのかなぁ?無人の新幹線がゴジラに突っ込んでいくというのも、私がJRだったら断るけどな。

 一緒に行った友人は映画の製作関係の人だったので、セットのデザインなどの話もできてとても面白かったです。二人でずっとゴジラの話をしていたので、すっかりくたびれてしまいました。

 「シン・ゴジラ」は全体的にはメッセージ性の高い大人向きの映画です。まだの方はぜひご覧になってください。もう、劇場が満員という状態ではないようですから、ゆっくり楽しめますよ。

◎今日の写真は、カナダの沿岸部の先住民の儀式用のマスクです。

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