慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

今月号の『月刊住職』、特集が面白過ぎる!

f:id:jiunji:20161105204950j:plain

 以前もこのブログに取り上げましたが、『月刊住職』という雑誌を定期購読しています。タイトルの通り、仏教寺院の住職の「業界紙」。毎月の特集がなんともツボをついているものばかり。とても優秀な編集者の人がいるのでしょう。

 いつか、ここの編集部から執筆依頼が来るといいなぁ・・・・(ちょっと本気)

 さて、今月も曹洞宗が発表した宗門の公式ラインスタンプ(なかなかGoodなデザイン。使用料は120円)の話題から、「死の不安に悩む者へのケア」という記事まで、なかな充実しています。「無縁墓を整理したら、高価な宝石類が副葬されていた・・・どうすべきか」なんていうシビアな話題もありました。

 私にとって「おお!」と思わず声が出てしまったのは、「位牌などの文字を上手に見せる法」という記事。「上手に書く」ではなく、「上手に見せる」というのがポイントです。「ヘタな字でも字割さえよければ大丈夫!?」とあります。「大丈夫!」ではなく「大丈夫!?」なのが微妙ですが、字で悩む私にとっては大朗報。

 私は乱暴な字を書くわけではありませんが、小学生が頑張って習字をしました・・・という感じ。実は私は子供の時に東京都の書道展覧会で入選しています。都の美術館に展示されたこともある!選者の講評は「元気があって、のびのびしている」でした。子供が頑張ったというところが評価されたらしい。残念ながら、そのレベルから一歩も進まないまま半世紀が過ぎてしまったのです・・・・情けないにもほどがある。

 しかし!そうか、字割りをしっかり考えて書いていけばいいのか・・・しかし、この記事の最後に「日々の練習が大事」とありました。うううう・・・やっぱり・・・・

 写経の会も始めたことだし、私もお写経をしながら練習していくことにいたしましょう。

◎今日の写真は神戸にある白鶴博物館の中庭です。この博物館はお酒で有名な白鶴酒造のオーナーの個人コレクションを集めたものです。昭和初期に建てられて建物もレトロで素敵です。