慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

9月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は9月24日日曜10時より行います。テーマは「彼岸へ至る道の歩み方」です。どなたでもお気軽にご参加ください。

映像は、時の流れを時には「残酷」に映し出す

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今日の「お釈迦様の言葉」

 この世は泡沫のごとしと見よ

 この世は陽炎のごとしと見よ

 このように世を見る人を

 死王が見つけることはない (法句経より)

 

 このごろ、huluというインターネットの有料番組を契約しました。英語を忘れないように、アメリカや英国のテレビドラマを見ようと思ったからです。そのおかげで、何年も続いているドラマ・シリーズを一挙に見ることができるようになりました。

 5シーズン分ぐらいを続けて見ていると、私にとっては数か月もしないうちに、テレビの中の俳優たちにとっては5年の時間が流れていくのです。当然のことではあるのですが、5年という時間は「無常」そのものです。容姿、とりわけ若さを保つことに時間もお金も努力もたっぷり使っているであろう俳優たちでさえ、かなりはっきりした違いが見えてきます。体形が大きく変わってしまう人もいますし、次のシーズンになったら、いきなり「若者」から「中年」になっていたしともいます。

 上手に歳をとっていくのは、なかなか難しいことのようです。若さを保つのに必死になるより、経験や思考の深まりが外見に現れてくるような歳の取り方をする俳優もいます。

 ときの流れは「残酷」だと、良く言われますが、それは「若い」ことにしか価値を見出せないときの話です。無常であることを知れば、時のながれによって豊かになるものに気が付くことでしょう。変化はけして悪いことではないのですから・・・

◎今日の写真は和歌山市で見た住宅です。純粋な和風建築の邸宅の裏に、何やら不思議な洋館がありました。思わず、バスを降りて写真を撮ってしまいました。この建物は朝間氏の邸宅で昭和3年に建てられました。詳しくは

http://www.wakayama-aba.jp/isan_meguri/62.html をご覧ください。

和歌山市は第二次大戦の時に爆撃にあっているので、古い建物はあまり残っていないようなのですが、ところどころに私好みの和風洋館があってワクワクしてしまいます。