慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

祥月命日はお寺へお参りしてはいかがでしょう?

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 先日、Tさんご夫婦が慈雲寺を訪ねてくださいました。

「今日は母の祥月命日なのですが、もし庵主様にお時間があるなら、お経をあげてくださいませんか?」とおっしゃいます。

 Tさんは、昨日、急にお母さまの命日のことを思い出し、天気が良いので散歩がてらお寺参りにいらしたそうです。事前に連絡せずに訪ねてこられたことを恐縮されていましたが、私の方はこんな「気まぐれ」は大歓迎です!

 私が他出していたり、他の法事などがある時でしたら、困りますが、これもご縁。もちろん、事前にご連絡いただければ、霊前にお供えるすお膳なども用意できますが、回向もお墓参りも、思い立ったときが一番良いタイミングです。年忌法要の習慣は、一応のめやすなのですから・・・

 読経が終わると、Tさんご夫妻は、なんだかスッキリしたお顔になり、「これで気持ち良く新年が迎えられそうです。」と笑顔でした。私の方もとても嬉しい心持になりました。

 毎月の月参り、お墓での読経などをご希望の方は、どうぞお気軽にお声がけください。またTさんのように、お寺での読経もいたします。その際は、回向をする方の俗名、戒名、命日を書いたものをお持ちになるか、お位牌や過去帳をお持ちください。

◎今日の写真は近江八幡のかつての豪商の自宅の庭園です。縁側に座って、しばらくのんびり眺めていました。