慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

トイレが結んで下さったご縁

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 温かで穏やかな三が日でした。慈雲寺にお墓を持っていて下さる方々の多くは、年末にお墓をきれいにお掃除し、年が明けると、またすぐにお墓参りをなさいます。墓地にきれいな花が並んでいる姿はとても嬉しい風景です。

 本堂にあがって阿弥陀様に手を合わせて下さる方も去年より多い気がします。本堂に用意しているお茶を飲んで下さっているのも嬉しい。

 そんな時、新年のご挨拶にお声を掛けた方が、「本当に助かりました。」と何度も頭を下げられます。どうやら、急にお腹が痛くなって境内のトイレに駆け込まれたそうです。わざわざお礼をおっしゃるくらいですから、相当に切羽詰まっていらっしゃったのかしら?

 いずれにしても、お役にたてて、とっても嬉しい!ただ、境内のトイレは和式です。膝が痛い方などにはとても使いにくいものになっています。しかも、とても狭いので、和式便器の上にかぶせて簡易洋式トイレにするカバーを設置することもできません。

 本堂の雨漏りも気になりますが、私はこのトイレの改善もなんとかしたいものだと思っています。

 散歩に行こうとしても、「途中でトイレに行きたくなったら」と心配で外出もままならない人もいるとか。「慈雲寺へ行けばなんとかなる」と思ってもらえたら、これもお寺との大切なご縁ですよね。

 さて、トイレの改造貯金を今日から始めましょう。この問題が解決するまで、とりあえずは現状でも使いやすいように、きれいな掃除を心がけねば!

◎今日の写真は冬にカナダの西海岸にやってくるウインターグースです。けっこう鳴き声がウルサイ(笑)