慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

「當麻曼荼羅」御開帳のお知らせ

 

f:id:jiunji:20170316141842p:plain

 朝から美しい青空!ご近所のお花屋さんに頼んでおいた仏花を受け取りに行きました。お彼岸のために境内のお墓や宝塔、本堂内のお花を替えるのです。

 お花の活け替えは、いつでもとても楽しい。青空の下で、ちょっと温かな日差しの日ならなおさらです。

 さて、お彼岸の期間中、17日から彼岸明けの23日まで、本堂で「當麻曼荼羅」の御開帳をいたします。本堂の開いている間は、いつでも拝んでいただけますので、ぜひご縁を結んでください。

 この曼荼羅は、『観無量寿経』というお経に描かれた極楽の様子が細かい筆致で描かれています。「彼岸」とは現世(此岸)の対岸にある極楽のことですから、お彼岸の間に極楽の様子に親しんでいただきたいと思い、毎年、春彼岸と秋彼岸の間に御開帳いたします。

 この曼荼羅の原本は奈良の當麻寺にありますが、今回御開帳するのは、原本の四分の一の模写です。曼荼羅ですから、蓮の花の向きから宮殿の形まで、それぞれに意味があります。拡大鏡も用意いたしますから、お近くでゆっくりご覧ください。

◎18日の午前10時からお彼岸の法要をいたします。短い法要の後、この曼荼羅の解説を少しいたします。どなたでも、お気軽にご参拝ください。

 その法要の際、ご先祖の回向を希望なさる方は当日、お知らせください。戒名や法名を書いたものをお持ちいただけるとありがたいです。

◎公共交通での慈雲寺へのアクセス
 申し訳ありませんが、慈雲寺には十分な駐車場がありません。なるべく公共交通を使っておいでくださいませ。
 名鉄有松駅前から、「有松12番 有松町口無池行き 地蔵池経由」に乗ってください。日曜の9時台は二番乗り場から9時07分と36分に発車します。これらのバスに乗り、郷前(ごうまえ)の停留所でお降りください。そのまま道なりに進むと郷前の交差点に出ます。角に鍼灸院があり、その右手の細い坂道を上がると慈雲寺の屋根が見えてきます。
   また、時間はかかりますが、地下鉄の鳴子北駅から出ている「鳴子13番」のバスも郷前に停まります。日曜は8時45分にバスが出ます。
●栄のバスターミナルからは森の里団地行きのバスが一時間に一本出ています。この場合は、郷前の停留所から道を戻って郷前の交差点に行ってください。日曜は8時50分発があります。所要時間は約40分
●JRの大高駅から緑循環バスの名鉄有松行で郷前に行くことができます。日曜は8時44分と9時44分に出発します。9時台のバスですと10時の開始時間には少し遅れますが、あわてずにおいでください。
●また、同じ緑循環バスの名鉄有松行は南大高駅東にも停車します。9時9分発です。
●JRの共和駅からタクシーで5分。市バスはありません。「郷前の交差点近くの慈雲寺」とおっしゃってください。慈雲寺を知らないタクシーの運転手もいますので、その場合は郷前の交差点の鍼灸院で降りてください。鍼灸院からお寺の屋根が見えます。

◎今日の写真は「観経曼荼羅」の一例です。同じく『観無量寿経』(観経)に基づいて描かれていますが、慈雲寺のものとは少し描き方が違っています。