慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

大人だけで祝う花まつりもなかなか良いものでした。

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 今日はお釈迦様がお生まれになった日、誕生会(たんじょうえ)の日です。ようやく、小さな赤ちゃんの釈迦像が見つかったので、慈雲寺でも花まつりの行事を再開することにしました。

 今、慈雲寺にホームスティしているカナダ人の友人がお御堂の花飾りを作ってくれました。彼女は映画やテレビドラマのセットをデザインする専門家なので、なかなか凝った花飾りになりました。ご近所の花屋さんに「売れ残りそうな花があったら安く譲ってください」とわがままなお願いをしたら、まだ十分に商品になりそうなお花をたくさん寄付していただいたのです。

 慈雲寺はいつも、こんな風にいろいろな方に助けていただいて行事を行っています。

 さて、誕生会の法要を始めたら、参列して下さったのは大人の方ばかりでした。お子様たちのために、ディズニーの袋に入ったお菓子を用意したのに!

 でも、法要の後、皆さんで甘茶を飲みながらお話しして、とても楽しい誕生会になりました。慈雲寺でも、昔はたくさんの子供たちが集まって花まつりをしたそうです。慈雲寺での花まつりの思い出をお話しして下さる方もいて、私にとっては先代さまの活躍を想像して不思議ななつかしさを感じました。

 お釈迦様が誕生なさった時のお話しを改めて、大人の方にお話しするのも新鮮な経験になりました。

 来年は、もう少し目立つようなポスターを作って、もっとたくさんの方にお参りに来ていただけるようにしたいと思います。