慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は12月17日10時より行います。テーマは「廃仏毀釈とは何だったのか」です。どなたでもお気軽にご参加ください。

慈雲寺で「仏舎利」が発見されました!!

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 先日、弘法大師様の御正当だったので、お大師様の御像のお身拭いをさせていただきました。お像を壇からおろし、お参りの方々と御一緒に御像を磨いたのです。すると!とても不思議なことが起きました。

 お大師様をお祀りしていた壇の後ろから高さ5センチほどの小さなガラス容器が出てきたのです。こんなものがあるなんて、今まで全く気が付きませんでした。

 そのガラス容器の蓋と台座が蓮の細かい細工がされています。容器の中に3段の小さな仕切りが作られていて、そこに何か、小さな、小さな丸い粒が・・・

 「あ!仏舎利だ!」と思ったとたん、あまりに驚いたので、ガラス容器を落としてしまいそうになりました。

 お釈迦様のご遺骨を拝む信仰は仏教の歴史の初期に既に存在していました。お舎利を祀るため、金や銀、水晶などで美しい舎利器が作られてきました。

 名古屋には、タイの王様から贈られたお舎利を祀るために、日本の仏教界が力を合わせて建立した日泰寺というお寺があります。

 また、日本の仏教系の新宗教の中には「お釈迦様の御真骨をお祀りしています」と大々的に宣伝して、その宗教団体の権威を高めようとしている(??)ように見えるものもあるようです。

 仏舎利と言われているもののほとんどは、小さな石の粒のようです。しかし、それを信仰の対象として大切にする舎利信仰は、木や金属でできた仏像を仏様として拝み大切にしていくのと変わりはないでしょう。

 仏像や石の粒の舎利は「仮」のものですが、それをよすがにしてお釈迦様や阿弥陀仏への思いを寄せるとき、それは「真実」と重なるのです。まさに「真仮一如」です。

 慈雲寺の仏舎利は、いったいどこからもたらされたものか全く記録がありません。先代様、先々代さまから慈雲寺とご縁のある方に伺っても、慈雲寺にお舎利があることなど聞いたことがないそうです。

 もしかしたら、秘仏として隠されていたのかも??

 でも、こうして「顕現」なさったのですから、みなさんにも拝んでいただこうと思っています。

 来月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は5月28日(日曜)10時より行います。テーマは仏舎利信仰の歴史を少し振り返ってみたいと思います。

 どなたでも歓迎いたしますので、ぜひ参りください。