慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

12月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は12月17日10時より行います。テーマは「廃仏毀釈とは何だったのか」です。どなたでもお気軽にご参加ください。

矍鑠たる尼僧の姿と信仰に触れて -近藤徹稱上人の法話を拝聴しに京都へーPart1

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 かつては各宗派に尼僧を養成する専門の道場が幾つもありました。住み込みで、尼僧として生きていくための信仰を深め、智慧を磨き、読経などの研鑽をする場として、非常に貴重なものでした。しかし、今は道場や大きなお寺に住み込んで修行しなくても、僧侶の資格は取れますし、尼僧になりたいと発心する人も少ないので、各宗派の道場は閉鎖されているところも少なくありません。慈雲寺の属する浄土宗西山派西山浄土宗)の尼僧道場も、数十年前に閉鎖されています。

 知恩院を本山とする浄土宗の鎮西派の尼僧道場は1889年に創設された伝統ある道場で、一時は40名以上の女性が修行に励んでいたそうです。しかし、入学の希望者がゼロとなり、10年前に惜しまれながら閉鎖されました。道場の建物のほとんどは、その後、取り壊されたようですが、かつての図書館(?)や教室の一部が残されています。

 その吉水尼僧庵で、毎月第三土曜日(8月はお休み)に仏教女性の会が行われています。不思議なご縁で最近お知り合いになっていただいたOさんが、この会の常連。先日行われた7月の例会に誘っていただきました。

 私は説教師として進んでいきたいと思い、機会があるごとにいろいろな宗派の僧侶の方の法話やお説教を拝聴しています。しかし、なかなか尼僧様のお説教を聴く機会はないものです。ですから、Oさんに誘っていただいてからは、とても嬉しくて!

 仏教女性の会で、毎回ご法話をしてくださるのは、尼僧道場の最後の道場長だった、近藤徹稱上人です。90歳を超えていらっしゃると伺いましたが、読経の声にも張りがあり、お話しの内容もその日の新聞記事のことまで取り入れていらっしゃいました。

 まさに「矍鑠とした」という言葉がピッタリでした。お話しの内容については、また次回のブログで・・・

◎今日の写真は、京都のお寺で見たテッセンです。慈雲寺のテッセンは花芽もまだですが・・・