僧侶は、「自分の物」として許されているのは、托鉢のための鉢と衣だけですから、貧乏は少しも恥ずかしくありません。もちろん、もともと金銭的に貧しいことは恥ずかしことであるはずもないのですが・・・・
でも、暑くなって、仏様や慈雲寺の歴代上人のお墓などにお供えする花が、アッという間に元気でなくなってしまうのを見ると、毎朝新鮮なお花を供えることができたらいいのになぁ・・・と、少し哀しい気持ちになってしまうのです。
先月見た「花戦さ」という映画で池坊の僧侶たちが、毎朝素晴らしい生け花を仏様にお供えしているのを見て、つい「羨ましい!!」と思ってしまったのです。他の人を羨むなんて・・・我ながら情けないですが。
お盆が近づくと、お墓を綺麗に掃除して、お花を供えている方がたくさんいらっしゃいます。いつもなら、「あと、もう一日お地蔵様に我慢していただこうかなぁ・・」と思ったりするのですが、今日は思いきって早めにお花を替えました。やっぱり、気持ちがいいですね。お地蔵さまもニコニコしているようでした。
ああ、裏庭に四季折々に咲く花を植えれば、花替えももっと頻繁にできますね!植え替えをした菊が秋に咲いてくれるといいけれど・・・
◎今日の写真は、カナダのバンクーバーにあるクィーン・エリザベス公園の夏の花壇です。