前回のブログにも書いたように、先日、東京ビックサイトで行われた「エンディング産業展」に見学に行ってきました。
墓石からペットの骨壺、宇宙空間への散骨まで、さまざまな業者やサービスのブースをが出店していました。いろいろと考えさせられることが多く、東京まで出て行ったかいがあったと思います。
でも、気になったのは納骨堂と散骨のサービス業者のブースです。これらの業者の共通の理解というか「アッピールのポイント」となっているのが、「お墓は残された人たちへの負担」という考え方です。大きなバルーンで高度35000mまで飛ばして散骨する「宇宙葬」の業者のパンフレットからただようのは、御遺骨を「やっかいなもの」というイメージをじんわりと広めようとしていることです。
この「やっかいなもの」扱いは、他の業者からもそこはかとなく感じます。妙に可愛らしい骨壺も、「やっかいな骨」をなんとか受け入れやすくするための工夫なのではと思えてしまいます。
粉砕した骨や遺髪を混ぜ込んで宝石を作るというのも、遺骨の一部を「きれいに」残し、残りの「やっかいな骨」は「始末する」という感じ・・・・
なんとも言えない違和感・・・・まだ自分の中で全然整理できません。
◎今日の写真はカナダの西海岸で見た巨木です。