慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

往年の大スターの持仏堂・・・・大河内山荘で一休み Part1

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 嵐山は相変わらず歩くのもままならないほどの混雑でした。人気俳優のお店やキャラクターグッズのお店は姿を消していましたが、竹林の中の道は、自撮り棒を振り回し、「インスタ映え」を狙ってか、妙にポーズにこだわる人たちで大渋滞。風情を感じる余裕もありませんでした。

 でも、「嵐山いいよ~」「竹林素敵だ」と叫んだのは私たち旅行ライター。大成功というべきでしょうか?う~~ん。

 嵐山へ行ったのは、トロッコ嵐山の駅前にある小さな神社を取材に行ったからです。小倉池のほとりの小さな小さなお社ですから、かつてはなかなか風情があったのです。この御髪神社は、髪の毛のお悩みを解決し、美容師、理容師の守り神となってくれる珍しい神様です。

 昔のイメージを思い出して行ってみたのですが、行列ができるほどの繁盛でした。どうやら、トロッコに乗りに来た人がついでに(?)立ち寄っているらしい。

 そそくさと取材を終え、竹林の中に戻ると、途中で大河内山荘があることを思い出しました。往年の大スター、大河内伝次郎の別邸です。小さな持仏堂から始まり、彼の感性(晩年は収入のほとんど)をつぎ込んでいた素晴らしい庭園があります。東は比叡山から京都市内、裏手には嵐山の保津川・・・本当に贅沢な場所です。

 スターが亡くなってから、その維持が問題になっていたのまでは知っていたのですが、一般公開されていたとは・・・なんだか嬉しい。早速、中に入ってみました。

 入場料は1000円。少しお高めな設定なせいか、入り口で入るのを止める人も少なくありません。嵐山の「ごったがえし」とは少しだけ距離を置くことができます。

 あ、この1000円には、お抹茶と山荘オリジナルも最中が付いてきますから、けして高いとは思いません。お庭の様子は次回の記事で・・・

大河内山荘の草花