慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

作務衣を着る季節になりました。

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 私は、真夏でもめったに30度を超えない気候の町で長い間暮らしていたので、日本の夏にはまだ慣れることができません。とりわけ湿度がつらい・・・・

 きちんと法衣を着なければならない場面では、夏でも覚悟を決めてきますが、普段はTシャツのまま。この上に作務衣を着る気にはなれませんでした。

 しかし、昨日ある方から、「普段も、もっとお坊さんらしい姿をした方が良いのでは?」とアドバイスをいただきました。確かにそうですね。でも、Tシャツの上に、もう一枚作務衣を着るのは、やっぱり暑い!と思っていたら・・・

 今日は朝から涼しい風が吹いていて、窓を開けたらTシャツだけでは肌寒い。薄手の作務衣を着てみると、ちょうど良い感じです。もっとも、作務を少ししただけで汗ばんでしまい、さっさと脱いでしまいましたが・・・

 もう9月も終わり。本来なら、明日から夏の衣から冬の衣に変えなければならないのですが・・・大きな声で読経すると、体がポカポカしてくるので、まだしばらくは夏の衣で許していただきたいものです。

 季節の移ろいは、人の命のあやうさも教えてくれます。今日は、5月にお浄土へ行った父のことを考えていました。

◎今日の写真は慈雲寺の属する浄土宗西山派西山浄土宗)の総本山光明寺の姿です。もうしばらくすると、楓の木々が色を変え始めることでしょう。