慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

8月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、8月26日(日)10時より行います。テーマは「幽霊と仏教」です。どなたでもお気軽にご参加ください。

核廃絶NGOのノーベル平和賞受賞を喜ぶ

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 今朝の中日新聞の一面は、核廃絶国際キャンペーン(ICAN)に今年のノーベル平和賞が授与されることになったというニュースでした。ICANは日本からも7つの団体が参加している国際NGO組織です。

 この組織については、名前を耳にしたことはありますが、具体的にどういう活動をしてきたのか詳しく知らなかったので、今朝の記事はとても興味深く読みました。

 核兵器を非合法化し、世界から廃絶していくという運動は、唯一の被爆国である日本こそが、そのリーダーシップを取るべきだと思います。しかし、日本は核兵器禁止条約にも参加せず、今はいたずらに「北朝鮮の悪」を強調して、「核兵器もやむなし」という雰囲気を作ろうとしているように思えます。

 この時期にノーベル賞の選考委員がICANを選んだのは、一つの大きな見識であり、世界は「アメリカの言うことを聞いていればよい」と思う人たちばかりではないのだというメッセージではないでしょうか?

 仏教徒は、できる限り殺生を避けなければなりません。とりわけ人殺しは、どのような理由があれ、ゆるされるべきではないのです。大量に、無差別に、人や他の生物の命を殺傷する核兵器は、人類の愚かさの象徴でしかありません。ICANの受賞をきっかけに、被爆国の人間として、私たちがいかに行動すべきかを改めて考えてみたいものです。

 今朝の勤行は、原爆によって亡くなられた方々をご冥福をお祈りしました。