慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

噴火も選挙も気になる・・・でも、目下の悩みは蚊!

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 鹿児島の火山のことも、選挙のことも気になって新聞をせっせと読んでいます。でも、今の悩みは蚊!

 しばらく涼しい日が続いたので、もう蚊取り線香は仕舞ってもいいかな・・・と安心していました。殺生を禁じられている仏教の寺院で、盛大に「殺虫」するのは、なんだかねぇ・・・。人間を刺すのは妊娠しているメスの蚊だけだとか。子孫を残そうと必死なら、少しぐらいは血をわけてあげてもいいかなぁ・・・?

 しかし、一昨日からの夏の戻りのような暑さ。蚊の方も冬に備えてもうひと頑張りするつもりだったようです。昨夜、夜中に何だかとても不快な気持ちで目が覚めたら、なんと10ヶ所以上も蚊に刺されていました。

 私は「痒み」を我慢するのがとても苦手。しかもケロイド体質なので、蚊に刺されたところを掻き壊したりしたら、悲惨なことになってしまいます。目覚める直前、無意識のうちにかなり掻きむしっていたらしい・・・トホホ

 しかも耳元には、ブーンという例の恐ろしい羽音が!年を取ったら、蚊の羽音は聞こえなくなるのではなかったですか?

 この音に反応して、パチン!と殺生してしまうのでは情けなさすぎる。タイのお坊さんが、根気よく虫を優しく追い払っているのを見たことがあります。私もあんな風に蚊に寛容になれるといいのに・・・

 でも、やっぱり痒いのはだめだぁぁぁ。

 寝ぼけ眼で蚊取り線香に火をつけ、蚊に刺されたところには液体ムヒを何度も塗りこんで、また眠りに落ちました。

 今朝、いつまでの本堂の扉が開かなかったのは、この蚊事件で寝坊してしまったからです。阿弥陀様ごめんなさい。

◎今日の写真は、カナダのニューファンドランド島でみた交通標識です。「野生のヘラジカに注意」という警告。ヘラジカは牛ぐらい大きいですから、衝突したら小さな車の方が大破してしまうかもしれません。昨夜の私も、こんな事故にあったみたいな気分でした。