慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

3月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は3月17日(日)10時より、お彼岸の法要も兼ねて行います。テーマは「法然上人が開いた『浄土門』とは何だったのか?その2」です。どなたでも歓迎いたしますので、お気軽にご参加ください。

寒い時は‟作務”!

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 今朝も寒かったですね!日本の伝統的な家屋は、「夏涼しい」というのを基本に設計されていると聞いたことがあります。風通しの良さや軒の深さなどが、その工夫なのでしょうか?確かに夏の本堂は涼しい・・・ということは、冬は寒い!

 しかし、私は寒さはそれほど苦になりません。寒さをしのぐ方法がたくさんあるからです。エアコンやオイルヒーターはもちろん、貼るカイロ、そして達磨のように着込むなどなど・・・

 しかし、今朝は改めて、最良の寒さ対策に気が付きました。それは”作務”です!僧侶や読経や法要、教学の勉強などと並んで、作務を大切な修行と教えられます。まず掃除!が僧侶の基本なのです・・・と、書くと、部屋は乱雑、庭には落ち葉の私は、なんとも申し訳ない気持ち。でも、気持ちだけではだめなのが仏教です。仏教や実践、体験の宗教ですから。

 あああ・・・なんか口だけは威勢が良いけど、体は動かない・・・・

 と、自己嫌悪に陥っていたのですが、今朝はなんとなく気持ちが良い。しっかり着込んで作務を始めました。すると!だんだん体が温かくなっていくではありませんか!少し体を動かしただけで、体の奥からポカポカ。

 そうかぁ・・・寒い時は作務で、寒さ対策・・・なんて、変なダジャレが頭に浮かんできてしまいました。

 一日クルクルと体を動かしていれば、電気代もだいぶ節約できるかも?

◎今日の写真は今熊野観音寺弘法大師の御札です。左側は風邪除けのお守りとのことでした。弘法大師と風邪除けがどう関連するのか不明ですが・・・

 ところで、12月21日と1月21日の弘法大師のご縁日の日は、慈雲寺でも短い法要とお話しをして、弘法様の御徳を讃えます。慈雲寺の弘法大師や、とても若々しいお姿。このようなお姿の弘法大師像はとても珍しいです。肌もつやつや!ぜひ若い弘法大師から活力、元気、美肌のご利益をいただいてください。

 法要は10時からですが、四国八十八か所から集めたお砂踏みは一日中お参りしていただけます。