慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

御忌のお説教の準備が楽しい!

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 法然源空上人(法然上人)は旧暦の1月25日に入寂なさいました。法然上人の祥月命日を御忌といいます。御忌とは、特に徳の高い僧侶や高貴の方の御命日をあらわす言葉です。

 法然上人の教えを受け継ぐ寺院の多くは、厳冬期の1月を避け、気候の良くなる4月に御忌の法要を行います。慈雲寺の属する浄土宗西山派西山浄土宗)の総本山光明寺でも、毎年4月21日から25日の5日間にわたって御忌法要が行われます。

 ここ数年、愛知県の蟹江町のお寺の御忌法要に呼んでいただき、法然上人の御生涯をテーマにしたお説教をさせていただいています。今回で三回目ですので、未熟な説教師の私は、だんだん「お話しのタネが不足する。」という危機的状況になって来ています。

 一年ごとの「連続説教」ですから、連続性も必要ですし、初めて参加なさる方にも興味を持っていただけるようにお話しもしなければなりません。連続だからといって、いきなり前年に話し終わったところから始めるわけにもいかないでしょう・・・

 なかなか悩み深く、原稿も進みが遅い!しかし、法然上人の御生涯を改めて振り返ったり、その教えについて解説した本などを読み返すのは、なんとも楽しいことです。これも僧侶の役割の一つ。一生続けていけると思うと、本当に嬉しくなります。

 なんて、一人でニコニコしていたら、今年初めての蚊!小指の肌の厚い所を刺されてしまいました。痒い!私は、痒みにめっぽう弱く、かきむしってしまうので、足には昨年の掻き壊した醜い跡がまだ残っているほどです。今年こそ、掻きむしるのを我慢して、傷が残らないようにしようと決意したのですが・・・あああ、痒い。

◎今日の写真は、西山浄土宗の総本山光明寺の御影堂前に立つ、法然上人の御像です。

「お寺辞典」というサイトからお借りしました。