慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

お寺で『聖☆おにいさん』一気読み

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 別に漫画やアニメを嫌っているわけではありませんが、ほとんど読んだことがありません。あ、それは正確ではないですね。私は「ビックコミック」世代なので、高校や大学生のころは、自分で買わないまでも、手近にあれば読んでいました。

 カナダに行ってから、日本の漫画は手に入らないし、マーベルコミックは読みにくいしで疎遠になっていただけです。

 でも、最近、『聖☆おにいさん』という漫画のことを知り、ちょっと読んでみたくなりました。こういう時、悪魔のような誘惑をするのがAmazonです。ちょっと検索したら、「1巻から14巻までまとめ買いで御得!送料無料」なんて、とんでもない誘惑が・・・負けてしまいました。

 届いた箱を開きもしないで、部屋の隅に置いておいたのですが、昨日から桶狭間周辺は猛烈な暑さなので、何もする気がなく・・・・風が通り抜けて、少し涼しい本堂に箱を運び、阿弥陀さまの前では、さすがにちょっと恥ずかしいので、弘法さまの前でのんびり読み始めました。

 『聖☆おにいさん』は、お釈迦様とイエス様が、二人で地上に降りて休暇を過ごしているという設定。場所は東京の立川。なんか絶妙の背景です。

 天使のミカエルやお釈迦様の弟子のアーナンダなども登場。聖書やお釈迦様の伝記に出てくるようなエピソードがあちこちにふりまかれていて、宗教者ならではの「業界あるある」も出てきます。

 地上の暮らしで、二人がいろいろ困るところも絶妙ですし、二人のやさしさに癒されます。

 というわけで、笑って暑気払い・・・・と、思ったのですが、やっぱり耐えられなくて、冷房のある部屋に今、避難してきたところです。

 心頭滅却すれば火もまた涼し・・・う~~ん