慈雲寺新米庵主のおろおろ日記

4月の「尼僧と学ぶやさしい仏教講座」は、4月21日(日)10時より行います。テーマは「法然上人がひらいた『浄土門』とは何か。Part 3 」です。法然上人の弟子、弁長、親鸞、証空が、師の教えをどのように受け止めていたのかをご一緒に学びましょう。どなたでも歓迎いたします。お気軽にご参加ください。

雷雨と共に、ご先祖様がご帰郷

f:id:jiunji:20180812172807j:plain

 8月12日は迎え火をたいて、ご先祖さまが故郷にお帰りになるのを出迎える日です。ま、細かいことを言えば、本来のお盆は旧暦の7月12日からですから、新暦に直すと、今年は8月22日からのはずです。太陰暦太陽暦がだいたい一か月違いだから、8月12日から・・・というのは、生きている人の勝手な都合というわけです。

 しかし、浄土教の教えからすれば、お浄土に行った方々は、皆、神通力がありますから、私たちの思いに応えて、いつでも私たちに寄り添ってくださいます。煙をたかなくても、キュウリの馬がなくても戻ってこられるのですね。

 でも、私は「お盆」というきっかけで、お墓を掃除し、家族みんなでおお寺参りして下さる方々をとてもありがたく、うれしく思っています。今日は、本堂でお茶を飲みながら一服して下さる方も多く、これも住職として嬉しい光景です。

 そして、午後になったら、雷!激しい雨も一時降って、また境内の緑が一挙に鮮やかになりました。きゅうりの馬に乗って帰ってくるご先祖も良いですが、カミナリ雲に乗って急接近してくるご先祖も嬉しいですね。

◎今日の写真は昨日に続き、カナダのブリティッシュコロンビア州にあるサーモン氷河です。雄大な氷河の様子をすぐ近くで眺めることができます。